メニュー

血便で見つかる大腸がん|痔との違い・受診の目安・大腸カメラが必要な理由を専門医の院長が解説

[2026.03.23]

血便が出たとき、まず「痔かもしれない」と考える方は多いと思います。

実際、血便の原因には痔や裂肛などの比較的よくある病気も含まれますが、大腸炎、大腸ポリープ、大腸がんなどが隠れていることもあります。

国立がん研究センターでは、大腸がんの症状として血便、便通異常、腹痛、貧血などを挙げており、そのような際には検診ではなく医療機関を受診してくださいと明記しています。

症状があるときは「そのうち健診を受ければいい」と考えるのではなく、原因を調べることが大切です。

 

本記事では大腸がんと血便の関連や受診のタイミングについて、消化器専門医の東海林院長がわかりやすくお伝えします。

 

血便でお悩みやご不安の方がいらっしゃれば、この記事が受診のきっかけになれば幸いです。

▶池袋上田胃腸クリニックではWEB予約・電話予約を受け付けています。ぜひご相談ください。

WEB予約はこちら 03-5953-5903

※ご予約がない方でも受付時間内に受診して頂ければ診察可能です。

 

血便で見つかる大腸がんとは

大腸がんは、結腸や直腸にできるがんです。

進行すると、便に血が混じる、便の表面に血が付く、便秘や下痢が続く、便が細くなる、残便感、お腹の張り、腹痛、体重減少、貧血といった変化がみられることがあります。

ただし、大腸がんは早期には症状が乏しいことも少なくありません。そのため、「血便が少しだけ出た」「今は止まっている」「痔っぽい気もする」といった曖昧な段階で見過ごされやすいのが問題です。

血便が続く、便通の様子が変わる、これまでと違う出血を感じるときは、痔と決めつけないことが大切です。

痔の血便と大腸がんの血便はどう違う?

鮮血便では痔や直腸の病気、暗赤色便では大腸の奥の病変など、血の色や混じり方である程度の傾向はあっても、血便の性状だけで完全に見分けることはできません。

たとえば、痔では便の表面に鮮やかな赤い血が付く、排便時に紙に付くといった出方が多い一方で、大腸がんでは便に血が混じる、出血が繰り返す、暗めの血が混じる、便通異常や腹痛を伴うことがあります。

ただし、これはあくまで目安であり、痔でも出血を繰り返すことはありますし、がんでも鮮やかな血に見えることがあります。色や量だけで判断するのではなく、症状全体で考える必要があります。

「痔だと思っていた血便」で受診を急ぎたいサイン

次のような症状がある場合は、早めの受診をおすすめします。

  • 血便が何度も続く
  • 腹痛やお腹の張りを伴う
  • 便秘や下痢が続く
  • 便が細くなった
  • 残便感がある
  • 体重が減ってきた
  • だるさ、息切れ、ふらつきなど貧血を疑う症状がある

これらはも大腸がんでみられる主なサインで、特に、血便に便通異常や腹痛、貧血症状が加わる場合は、痔だけでは説明しにくいことがあります。

実際の大腸カメラの画像

繰り返す血便があり、大腸内視鏡を施行したところ、大腸がんを認めました(黄色部分)

血便があるとき、便潜血検査より受診が優先される理由

大腸がん検診の便潜血検査は、症状のない方の早期発見に役立つ検査です。

一方で、すでに血便、腹痛、便通異常がある場合は、検診ではなく医療機関を受診することが勧められます。これは、症状が出ている時点で、検診よりも原因精査が必要だからです。

血便で受診したときの検査

大腸がんが疑われる場合には、まず問診・診察を行い、必要に応じて大腸内視鏡検査で、がんかどうかを確認していきます。

がんが見つかった場合には必要に応じてCTやMRIなどで病変の広がりを評価し、病期を見極め治療方針を決定ます。

大腸がんが見つかった場合の治療

大腸がんの治療は、進行度や部位によって異なります。

早期であれば内視鏡治療や手術で根治を目指せる可能性があり、進行例では手術や抗がん剤療法などを組み合わせて治療を行います。

血便は怖い症状ではありますが、同時に受診につながれば早期発見のきっかけになる症状でもあります。

症状を我慢して受診が遅れるより、「痔かもしれないけれど念のため確認する」という行動の方が大切です。

池袋上田胃腸クリニックの実際の治療例

院長コメント

血便は、痔でもよくみられる症状です。

ただ、血便の中には大腸がんや大腸炎など、放置しない方がよい病気が隠れていることもあります。

「痔だと思っていたけれど不安」「何度か血便が続いている」「便が細い、便秘や下痢も気になる」という方は、お早めにご相談ください。

 

池袋上田胃腸クリニックでは、最短で当日中に大腸カメラをお受け頂ける体制を整えています。

また鎮静剤による無痛大腸カメラにも対応しております。是非ご相談ください。

WEB予約はこちら 03-5953-5903

※受診時間や当日の状況によっては翌日以降の検査となる場合もあります

当院の大腸カメラの特徴
  • 鎮静剤や独自の低痛挿入法による苦しくない内視鏡検査

  • オリンパス製最新システム+高解像度スコープで小さな病変も早期発見
  • 土日対応、事前診察は原則不要

よくある質問(FAQ)

Q:血便があれば、大腸がんですか?

いいえ、血便があるからといって、すぐに大腸がんとは限りません。痔や大腸炎などでも血便はみられます。ただし、大腸がんでも血便は代表的な症状のひとつであり、自己判断せず原因確認を行うことが大切です【1】【4】。

 

Q:痔があるなら、血便は様子を見てもいいですか?

痔がある方でも、血便の原因が痔だけとは限りません。特に、出血が繰り返す、腹痛を伴う、便秘や下痢が続く、便が細いなどの変化がある場合は、早めの受診をおすすめします【1】【2】【3】。

 

Q:血の色で、痔か大腸がんか分かりますか?

血の色だけで完全に見分けることはできません。鮮やかな赤い血は肛門や直腸に近い出血でみられやすい一方、暗赤色や便に血が混じる形でも大腸の病気が隠れていることがあります【4】。

 

Q:血便が1回だけでも病院へ行った方がいいですか?

1回だけで治まることもありますが、原因は見た目だけでは判断できません。再発する、便通異常や腹痛を伴う、これまでと違う出血がある場合は受診をおすすめします【2】【3】。

 

Q:血便があるときは、まず便潜血検査を受ければよいですか?

症状がある場合は、検診としての便潜血検査よりも受診が優先です。血便、腹痛、便通異常などがある場合は、検診ではなく医療機関を受診するよう案内されています【2】。

 

Q:血便があると、大腸カメラは必要ですか?

すべての方に必須とは限りませんが、大腸がんやポリープ、大腸炎などが疑われる場合には大腸カメラが重要です。大腸全体を観察し、必要に応じて生検も行えます【1】。

 

Q:若い人でも、血便から大腸がんが見つかることはありますか?

はい。年齢だけで原因を決めつけることはできません。若い方でも、血便が続く、便が細い、便通異常がある、家族歴がある場合は相談が大切です【2】【5】。

 

Q:血便に加えて腹痛や貧血があるときは要注意ですか?

はい。血便に腹痛、便通異常、体重減少、貧血症状などが加わる場合は、大腸がんを含めた精査を考える目安になります【1】【3】。

 

Q:大腸がんの血便は、毎回出ますか?

毎回はっきり見えるとは限りません。見える出血のこともあれば、目に見えない出血が続いて貧血で気づくこともあります【3】。

 

Q:血便で大腸がんが見つかったら、どんな治療になりますか?

治療は進行度や部位によって異なります。早期なら内視鏡治療や手術で対応できることがあり、進行例では薬物療法や放射線治療を組み合わせることもあります【1】。

まとめ

血便は、痔でも起こる身近な症状です。

しかし同時に、大腸がん、大腸ポリープ、大腸炎などのサインであることもあります。

特に、繰り返す血便、腹痛、便秘や下痢、便が細い、体重減少、貧血症状がある場合は、早めに原因を確認することが大切です。

症状がある場合は、検診を待つのではなく受診が勧められます。

池袋上田胃腸クリニックでは、血便の原因精査として大腸カメラに対応しており、不安な症状がある方はご相談ください。

 

💡当院は池袋駅から徒歩5分程度でアクセス可能です。お気軽にご相談ください。

📞 お電話でのお問い合わせ:03-5953-5903

※ご予約がない方でも受付時間内に受診して頂ければ診察可能です。

関連ページ

血便関連ページ

症状別にみる大腸がん関連ページ

大腸がんは、便が細い以外にも、血便、便秘、お腹の張り、便潜血陽性、貧血、腹痛など、さまざまなきっかけで見つかることがあります。症状ごとの違いや受診の目安を知りたい方は、関連ページもあわせてご覧ください。

大腸がんは、血便以外にも、便が細い、便秘、お腹の張り、貧血、腹痛など、さまざまな症状で見つかることがあります。全体像を知りたい方は、「大腸がんの症状は?」もご覧ください。

大腸カメラ(内視鏡について)

参考文献

  1. 国立がん研究センター がん情報サービス「大腸がん(結腸がん・直腸がん)」
  2. 国立がん研究センター がん情報サービス「大腸がん検診について」
  3. American Cancer Society “Colorectal Cancer Signs and Symptoms” / “Does Blood in Stool Mean Cancer?”
  4. 池袋上田胃腸クリニック「血便の原因と治療について」
  5. 池袋上田胃腸クリニック「若年でも増えている?大腸がんのサインと検査の目安」
  6. 池袋上田胃腸クリニック「大腸カメラ検査

医師紹介:東海林英典(しょうじ ひでのり)院長

📍経歴

国立東北大学医学部卒業後、消化器内科・内視鏡内科の道を歩み始め、日本屈指の胃腸・内視鏡専門病院の平塚胃腸病院にて消化器・胃腸疾患と内視鏡検査・治療に従事。

胃腸疾患の外来診療を行いながら、年間3000件弱の内視鏡検査、および在院中は早期がんの治療も含めのべ数千件の内視鏡手術を施行。

令和6年10月より上田胃腸クリニックの院長に就任。

内視鏡検査だけでなく、胃痛・腹痛・胸やけや便秘などの胃腸症状専門外来や、がんの予防・早期発見に力を入れ、診療を行っている。

  • 日本内科学会認定医
  • 日本消化器病学会専門医

🩺 診療にあたっての想い

「検査はつらい、怖い…」そんな患者さんの気持ちに寄り添い、“苦痛の少ない内視鏡検査(無痛胃カメラ・無痛大腸カメラ)” を心がけています。

初めての方や検査に不安がある方でも、「ここで受けてよかった」と思っていただけるような診療を大切にしています。胃や腸のことで不安がある方は、池袋上田胃腸クリニックまでお気軽にご相談ください。

アクセス

1710014
東京都豊島区池袋2丁目66-10  

上田胃腸クリニック(池袋駅 北口から徒歩5分)

  • JR「池袋」北改札 → 左へ → 20b出口から地上へ
  • 文化通りを直進、「スーパーホテル」「まいばすけっと」を左手に通過
  • その先の十字路を越え、左手4軒目が当院です(迷ったら 03-5953-5903

▶お電話での予約・お問い合わせ:03-5953-5903

▶WEB予約は【こちら

文責:東海林英典院長・神谷雄介理事長(消化器内科・内視鏡専門医)

 

HOME

ブログカレンダー

2026年7月
« 6月    
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  
▲ ページのトップに戻る

Close

HOME