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【しゃっくりが止まらない…その原因は逆流性食道炎?|実際の治療例を専門医が解説】

[2026.04.18]

「しゃっくりが止まらない…」

そんな経験はありませんか?

多くは一過性のもので自然に治まりますが、数日〜数週間続く場合は、胃や食道に関係する病気が原因になっていることがあります。

今回は、当院に実際に来院された患者さんのケースをもとに、「しゃっくりが止まらないときに考えられる病気」とその治療について専門医の東海林院長が詳しく解説します。

しゃっくりでお困りの方がいらっしゃれば、このケースが受診のきっかけになれば幸いです。

💡本記事でお伝えしたいポイント

✅しゃっくりの多くは一時的ですが、48時間以上続く場合は病気が隠れていることがあります。

✅原因のひとつに逆流性食道炎があり、胃酸の逆流が食道や横隔膜付近を刺激して起こることがあります。

✅長引くしゃっくりは、胃カメラや必要な検査で原因を確認し、早めに治療につなげることが大切です。

池袋上田胃腸クリニックではWEB予約・電話予約を受け付けています。

ぜひご相談ください。

WEB予約はこちら 03-5953-5903

※ご予約がない方でも受付時間内に受診して頂ければ診察可能です。

 

しゃっくりが止まらないときは、どんなときに受診すべき?

しゃっくりの多くは一時的で自然に治まりますが、48時間以上続く場合や、数日にわたって何度も繰り返す場合は、逆流性食道炎、胃や食道の炎症、横隔膜周辺の刺激などが関係していることがあります。

とくに、胸痛、食事のつかえ感、吐き気・嘔吐、体重減少、ろれつが回らない、手足のしびれなどを伴うときは、早めの受診が大切です。

当院では、問診に加えて必要に応じて血液検査、腹部エコー、胃カメラを行い、原因を見極めています。

症例|50代男性「しゃっくりが出て止まらない」

【症状】

3週間ほど前からしゃっくりが出てしばらく止まらないことが度々出現。

昨日もしゃっくりが出てしばらく続き、心配になって当院を受診されました。

 

【診察】

しゃっくり(吃逆)は、横隔膜や迷走神経の刺激によって起こる反射です。

そのため、消化管や神経系、代謝異常など多くの要因で生じることがあります。

診察ではまず、

  • 逆流性食道炎

  • 食道裂孔ヘルニア

  • 胃潰瘍・十二指腸潰瘍

  • 横隔膜腫瘍
  • すい臓がんによる横隔膜への刺激
  • 中枢神経疾患(脳梗塞・腫瘍など)

といった鑑別疾患を挙げ、血液検査・腹部エコー・胃カメラ検査を行いました。

【検査・診断】

血液検査や腹部エコーでは異常はありませんでしたが、

胃カメラで逆流性食道炎を認めました。

■実際の胃カメラの画像■

胃と食道のつなぎ目に胃酸の逆流による炎症を認め(黄色部分)、逆流性食道炎と診断しました。

 

▶当院の胃カメラの流れや、苦痛を抑えるための工夫については、無痛胃カメラ検査の案内ページで詳しくご案内しています。

また当院では最短当日に胃カメラがお受け頂けます。鎮静剤による無痛胃カメラにも対応しております。

お気軽にお問い合わせください。

📞 お電話でのお問い合わせ:03-5953-5903

 

【治療】

胃酸を抑える薬(PPI)を中心に治療を行い、1週間ほどでしゃっくりの頻度が減少し、2週間後には完全に消失しました。

なぜ逆流性食道炎でしゃっくりが出るの?

胃酸が食道に逆流することで:

  • 下部食道や横隔膜付近に炎症や刺激が生じる

  • その結果、横隔神経や迷走神経が反射的に興奮し、しゃっくりが誘発されると考えられています。

逆流性食道炎そのものの原因・症状・治療について詳しく知りたい方は、逆流性食道炎(胸やけ)の症状・治療法のページもあわせてご覧ください。

▶胸やけが目立たなくても逆流が原因になっている症状については、胸焼けなしでも逆流性食道炎?隠れ逆流性食道炎のページも参考になります。

 

院長コメント

しゃっくりが続く場合、「一時的なもの」と思って様子を見がちですが、逆流性食道炎や中枢神経・代謝異常・胸部疾患など、さまざまな病気が背景にあることがあります。

とくに48時間以上続くしゃっくりは、病気が原因であることも多く、放置せず一度ご相談ください。

お電話での予約・お問い合わせ:03-5953-5903

よくある質問

Q. しゃっくりがどのくらい続いたら受診した方がよいですか?

A. 一時的なしゃっくりは自然に治まることもありますが、48時間以上続く場合や、何日も繰り返す場合は受診をおすすめします。逆流性食道炎など消化器の病気が隠れていることがあります。

 

Q. 逆流性食道炎でしゃっくりが出ることはありますか?

A. はい、あります。胃酸が食道や横隔膜の近くを刺激することで、横隔神経や迷走神経が反射的に興奮し、しゃっくりが起こることがあります。

 

Q. 胸やけがなくても逆流性食道炎のことはありますか?

A. はい。胸やけが目立たなくても、しゃっくり、のどの違和感、胸のつかえ感、咳などが中心に出ることがあります。症状だけでは分かりにくいため、必要に応じて胃カメラで確認します。

 

Q. しゃっくりが長引くときは何科を受診すればよいですか?

A. まずは消化器内科の受診がおすすめです。逆流性食道炎、胃潰瘍、食道裂孔ヘルニア、膵臓の病気などを評価しやすく、必要に応じて胃カメラや腹部エコーなどの検査につなげられます。

 

Q. しゃっくりだけでも胃カメラを受けた方がよいですか?

A. 必ずしも全員に必要ではありませんが、48時間以上続く場合、繰り返す場合、胸やけ・のどの違和感・食事のつかえ感・体重減少などを伴う場合は、胃カメラで食道や胃の状態を確認した方がよいことがあります。

 

Q. 胃カメラは苦しい検査ですか?

A. 当院では、経鼻内視鏡や鎮静剤を用いた無痛胃カメラにも対応しています。できるだけ苦痛を抑えて検査を受けていただけるよう配慮しています。

 

Q. 逆流性食道炎が原因のしゃっくりは、どのくらいで改善しますか?

A. 炎症の程度や体質によって個人差はありますが、胃酸を抑える薬や生活習慣の見直しで、数日から1〜2週間ほどで改善してくることがあります。改善しない場合は、ほかの原因がないか再評価が必要です。

 

Q. しゃっくりを予防するために気をつけることはありますか?

A. 食べ過ぎを避ける、食後すぐに横にならない、寝る前の食事を控える、アルコールや脂っこい食事を摂りすぎないなど、胃酸逆流を起こしにくくする生活習慣が大切です。

 

Q. 長引くしゃっくりで、膵臓や脳の病気が見つかることもありますか?

A. はい。頻度は高くありませんが、膵臓の病気、中枢神経の病気、代謝異常、胸部の病気などが背景にあることもあります。そのため、長引く場合は原因を決めつけず、必要な検査を受けることが大切です。

 

Q. すぐに受診した方がよい症状はありますか?

A. しゃっくりに加えて、強い胸痛、食事が通りにくい感じ、吐き気・嘔吐、体重減少、発熱、ろれつが回らない、手足のしびれなどがある場合は、早めの受診をおすすめします。

まとめ

しゃっくりが止まらない場合、「ただの疲れ」「一時的なこと」と思って放置しないことが大切です。

胃や食道、膵臓などに異常があるケースも多く、胃カメラや腹部エコーで原因を確認して適切に治療することで改善します。

 

池袋上田胃腸クリニックでは、しゃっくりに対して最短で当日中に検査・診断できる体制を整えています。お悩みの方はぜひご相談ください。

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※ご予約がない方でも受付時間内に受診して頂ければ診察可能です。

 関連ページ

参考文献

  1. Kolodzik PW, Eilers MA. Hiccups (singultus): review and approach to management. Ann Emerg Med. 1991;20(5):565–573.

  2. Vaidya JS et al. Gastroesophageal reflux disease presenting with hiccups. J Clin Gastroenterol. 1998;26(4):327–329.

  3. 逆流性食道炎診療ガイドライン2021(日本消化器病学会)

医師紹介

東海林英典(しょうじ ひでのり)院長

📍経歴

国立東北大学医学部卒業後、消化器内科・内視鏡内科の道を歩み始め、日本屈指の胃腸・内視鏡専門病院の平塚胃腸病院にて消化器・胃腸疾患と内視鏡検査・治療に従事。

胃腸疾患の外来診療を行いながら、年間3000件弱の内視鏡検査、および在院中は早期がんの治療も含めのべ数千件の内視鏡手術を施行。

令和6年10月より上田胃腸クリニックの院長に就任。

内視鏡検査だけでなく、胃痛・腹痛・胸やけや便秘などの胃腸症状専門外来や、がんの予防・早期発見に力を入れ、診療を行っている。

  • 日本内科学会認定医
  • 日本消化器病学会専門医

🩺 診療にあたっての想い

「症状がつらい、病気が怖い…」そんな患者さんの気持ちに寄り添い、ご不安がある方でも、「ここを受診してよかった」と思っていただけるような診療を大切にしています。胃や腸のことで不安がある方は、池袋上田胃腸クリニックまでお気軽にご相談ください。

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文責:東海林英典院長・神谷雄介理事長(消化器内科・内視鏡専門医)

 

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