人間ドックで「小さいから様子見」と言われた5mm大腸ポリープ、再検査で早期大腸がんだった実例
人間ドックで「大腸ポリープがあります」と言われても、小さい病変だと“急がなくてもよいのでは”と感じてしまう方は少なくありません。
しかし実際には、大腸ポリープや早期の大腸がんは自覚症状がないまま見つかることがあり、大きさだけで安全と判断できない場面があります。
大腸ポリープの切除は、将来の大腸がん予防につながる重要な治療でもあります【1】【2】【3】【6】。
今回は、人間ドックで無症状で見つかり「小さいので取らなくていい」と言われた5mmの病変が、再検査で早期大腸がんと判明した症例について、専門医の院長が分かりやすく解説します。
大腸ポリープを指摘された方がいらっしゃれば、このケースが受診のきっかけになれば幸いです。
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実際の治療例|60代男性 人間ドックの大腸内視鏡で小さなポリープがあると言われた
症状
目立つ腹痛、血便、便秘、下痢、体重減少などの自覚症状はありませんでしたが、人間ドックで受けた大腸カメラ(内視鏡)で「小さなポリープがある」と言われ来院されました。
診察
ドックでは「ポリープは小さいのでとらなくてもいい」と言われたとのことでしたが、単に“大きい・小さい”だけでなく、本当に経過観察でよい病変なのかを考える必要があります。
ご本人が心配されポリープの切除を希望されており、当院にて再度大腸カメラを受けていただくことにしました。
大腸カメラ
大腸内視鏡では上行結腸部分に5㎜程度の発赤調のポリープを認めました(矢印部分)。


経過
切除したポリープを顕微鏡検査(病理診断)で確認するとやはりがんの状態でした。
ただ幸いにも転移の心配のない早期がんでしたので、内視鏡治療で治癒切除となりました。
大腸ポリープとは?5mmでも注意が必要な理由
大腸ポリープとは、大腸の粘膜にできる盛り上がりの総称です。すべてががんではありませんが、一部のポリープは時間とともにがん化する可能性があります。
また、一般に大きい病変ほど注意が必要と考えられますが、小さいから絶対に安心とは言えません。
実際の診療では、大きさに加えて、形や表面模様、部位、拡大観察所見などを踏まえて判断します【3】【4】【5】。ポリープを適切に切除することは、大腸がん予防にもつながります【6】。
院長からのコメント
ポリープは大きさだけでは安全性を判断できません。
今回のように5mm程度でも悪性化しているケースがあり、早期発見なら外来治療で完治可能です。
また小さいものであれば出血などの合併症も起こりにくいため、「小さいから様子を見よう」ではなく、
しっかりと内視鏡で状態を確認し放置せずに適切に治療することが大切です。
ポリープや内視鏡治療など、お気軽にご相談ください。
池袋上田胃腸クリニックでは、最短で当日中に大腸カメラをお受け頂ける体制を整えています。
また鎮静剤による無痛大腸カメラにも対応しております。是非ご相談ください。
📞 お電話でのお問い合わせ:03-5953-5903
※ご予約がない方でも受付時間内に受診して頂ければ診察可能です。
※受診時間や当日の状況によっては翌日以降の検査となる場合もあります
当院の大腸カメラの特徴
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鎮静剤や独自の低痛挿入法による苦しくない内視鏡検査
- オリンパス製最新システム+高解像度スコープで小さな病変も早期発見
- 土日対応、事前診察は原則不要
よくある質問
Q:5mmくらいの小さな大腸ポリープなら、放置しても大丈夫ですか?
必ずしもそうとは言えません。多くは良性でも、小さい病変の中に早期がんや前がん病変が含まれることがあります。大きさだけで自己判断せず、内視鏡所見や病理結果で判断することが大切です【4】【5】。
Q:症状がまったくなくても、大腸がんのことはありますか?
あります。大腸ポリープや大腸がんは、特に早期には無症状のまま見つかることがあります。人間ドックや便潜血検査をきっかけに見つかるケースも少なくありません【1】【2】【3】。
Q:人間ドックで「小さいから様子見」と言われたら、そのままでいいですか?
説明内容や病変の見え方によりますが、不安がある場合は消化器内視鏡の専門医に再相談する価値があります。病変の色や形、部位、拡大観察所見などで判断が変わることがあります【4】【5】。
Q:大腸ポリープと大腸がんは何が違うのですか?
大腸ポリープは大腸粘膜の盛り上がりの総称で、すべてががんではありません。ただし一部のポリープは将来がん化する可能性があり、すでに早期がんを含んでいることもあります【3】【6】。
Q:小さいポリープでも、その場で切除することはありますか?
あります。腫瘍性が疑われる場合や、将来のがん予防のため切除が望ましいと判断される場合には、その場で内視鏡切除を行うことがあります【4】【5】。
Q:大腸ポリープ切除は入院が必要ですか?
病変の大きさや部位、切除方法によりますが、小さな病変であれば日帰りで対応できることが多いです。実際の治療方針は病変の性状を見て決まります。
Q:切除したあとの病理検査はなぜ必要ですか?
見た目だけでは良性か悪性かを完全には判定できないためです。最終的には切除した組織を顕微鏡で確認して、腺腫なのか、がんなのか、追加治療が必要ないかを判断します【4】【5】。
Q:ポリープを取ったあと、次の大腸カメラはいつ受けますか?
個数、大きさ、病理結果、切除方法によって異なります。小さな低リスク病変なら長めの間隔になることもありますが、リスクが高ければより早い再検査が勧められます【7】。
Q:便潜血が陰性なら、ポリープや大腸がんは否定できますか?
いいえ、完全には否定できません。ポリープや大腸がんがあっても、出血していない時期には便潜血で拾えないことがあります。症状や人間ドックの所見がある場合は、別途大腸カメラで確認することが大切です【2】【3】。
Q:大腸カメラを相談した方がよいのは、どんなときですか?
人間ドックで大腸ポリープを指摘されたとき、便潜血陽性、血便、便が細い、便秘や下痢が続く、お腹の張りが続くときは相談の目安になります【2】【3】。池袋上田胃腸クリニックでは無痛大腸カメラにも対応しておりますので、ぜひご相談ください。
まとめ
今回の症例では、人間ドックで見つかった5mmの大腸ポリープが、再評価の結果早期大腸がんと判明しました。
大腸ポリープや大腸がんは、症状がないまま見つかることがあるため、「小さいから」「症状がないから」という理由だけで安心はできません【2】【3】。
人間ドックでポリープを指摘された方、切除が必要か迷っている方、池袋周辺で大腸カメラを検討している方は、早めの相談がおすすめです。
💡当院は池袋駅から徒歩5分程度でアクセス可能です。お気軽にご相談ください。
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関連ページ
無症状のまま見つかる大腸がんについては、以下のページでも詳しく解説しています。
大腸カメラ(内視鏡について)はこちらからご確認頂けます
医師紹介
東海林英典(しょうじ ひでのり)院長
📍経歴
国立東北大学医学部卒業後、消化器内科・内視鏡内科の道を歩み始め、日本屈指の胃腸・内視鏡専門病院の平塚胃腸病院にて消化器・胃腸疾患と内視鏡検査・治療に従事。胃腸疾患の外来診療を行いながら、年間3000件弱の内視鏡検査、および在院中は早期がんの治療も含めのべ数千件の内視鏡手術を施行。
令和6年10月より上田胃腸クリニックの院長に就任。
内視鏡検査だけでなく、胃痛・腹痛・胸やけや便秘などの胃腸症状専門外来や、がんの予防・早期発見に力を入れ、診療を行っている。
- 日本内科学会認定医
- 日本消化器病学会専門医
🩺 診療にあたっての想い
「検査はつらい、怖い…」そんな患者さんの気持ちに寄り添い、“苦痛の少ない胃カメラ・大腸カメラ” を心がけています。
初めての方や検査に不安がある方でも、「ここで受けてよかった」と思っていただけるような診療を大切にしています。胃や腸のことで不安がある方は、お気軽にご相談ください。
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文責:東海林英典院長・神谷雄介理事長(消化器内科・内視鏡専門医)
