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表層性胃炎・びらん性胃炎

表層性胃炎・びらん性胃炎とは?

胃酸の分泌過多や胃の表面の防御機能の低下により、胃の粘膜が荒れた状態です。
胃カメラで直接胃の粘膜を観察して診断します。

実際の表層性胃炎の胃カメラ所見です。 線状の発赤(黄色矢印)と点状の出血=びらん(青矢印)を認めます。


 

原因は?

  • ストレスや不安・暴飲暴食・アルコール・辛いものや熱いもの摂取
  • 風邪薬やNSAIDsと呼ばれる消炎鎮痛剤の服用
 

 

症状は?

胃痛・胃もたれ・吐き気・食欲不振など
 

治療は?

胃カメラ時に偶然見つかるような軽い表層性胃炎は症状がないことも多く、そのような際には特に治療はせずに様子を見ます。
実際に胃痛などの症状がある場合には胃薬で治療を行います。
 

実際の診断例

胃痛により来院されました。

胃カメラを行ったところ、びらんと呼ばれる点状出血を多数認め、表層性胃炎・びらん性胃炎と診断しました。

実際の胃カメラの画像です。 びらん(青矢印)を多数認めています

 

胃薬(過剰な胃酸を抑える制酸剤と胃の表面を保護する粘膜保護剤の組み合わせ)で治療を行い、胃痛は改善しました。
 
 
関連ページ: 胃カメラ
 
文責:神谷雄介理事長(消化器内科・内視鏡専門医)
 
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