逆流性食道炎で背中が痛いことはある?原因と見分け方
背中の痛みが続くと、「筋肉や整形外科的な問題かな」と思う方が多いですが、実際には胃や食道など内臓の病気が関係していることもあります。
池袋上田胃腸クリニックでも「背中の痛みが気になって受診したところ、逆流性食道炎が関係していた」というケースは少なくありません。
逆流性食道炎というと胸やけのイメージが強いですが、症状の感じ方には個人差があり、背中の違和感や痛みとして現れることもあります。
一方で、背中の痛みは心臓や膵臓、胆のうなどの病気でも起こるため、自己判断せずに見極めることが重要です。
ここでは、逆流性食道炎と背中の痛みの関係、受診の目安について消化器専門医の東海林院長がわかりやすく解説します。
背中の痛みでお困りの方がいらっしゃれば、このケースが受診のきっかけになれば幸いです。
▶池袋上田胃腸クリニックではWEB予約・電話予約を受け付けています。
同様の症状でお悩みの方はぜひご相談ください。
※ご予約がない方でも受付時間内に受診して頂ければ診察可能です。
背中の痛みだけでも逆流性食道炎の可能性はありますか?
背中の痛みだけでも、逆流性食道炎が関係している可能性はあります。
逆流性食道炎では、胃酸の逆流によって食道が刺激されることで胸やけや違和感が出ますが、その痛みが背中へ広がるように感じられることもあります。
ただし、背中の痛みだけが主な症状の場合は、逆流性食道炎以外の原因を優先して考えることが大切です。

逆流性食道炎を疑いやすい背中の痛みの特徴
- 食後や夜間に悪化する
- 横になると症状が強くなる
- 胸やけ・呑酸を伴う
- みぞおち〜胸〜背中に広がる
- 鈍い違和感が続く
👉 池袋上田胃腸クリニックでもこのような症状で受診される方は多く、胃カメラで逆流性食道炎が確認されるケースがあります。
逆流性食道炎以外を疑う背中の痛み
背中の痛みは、他の重要な病気でも起こるため注意が必要です。
✔ 心臓の病気(狭心症・心筋梗塞)
- 胸の圧迫感
- 背中・肩・あごへの放散痛
- 息苦しさ、冷や汗
✔ 膵炎
- 強いみぞおち痛が背中へ抜ける
- 吐き気・嘔吐
✔ 胆石症・胆のう炎
- 右上腹部痛+背中や肩の痛み
- 食後に悪化
✔ 筋肉・骨格の痛み
- 動作で再現される
- 押すと痛い
- ピンポイントの痛み
💡こんなときは早めの受診を
以下の症状がある場合は、早めの受診が重要です。
- 胸痛や息苦しさを伴う
- 冷や汗・吐き気がある
- 食べ物のつかえ感
- 体重減少
- 吐血・黒色便
- 繰り返す嘔吐
これらは逆流性食道炎以外の病気の可能性もあるため、早期の評価が必要です。
背中の痛みは原因によって対処が大きく異なります。
次の図で、症状から考えられる原因を整理してみましょう。

背中の痛みだけでも受診すべき?
背中の痛みがある場合、「様子を見てよいのか、それとも受診すべきなのか」で悩まれる方は少なくありません。
結論から言うと、症状の出方によっては早めの受診をおすすめします。
様子を見てもよいことが多いケース
・動いたときや姿勢によって痛みが変わる
・押すと痛い(筋肉や骨格由来が疑われる)
・短期間で改善傾向がある
このような場合は、筋肉痛や姿勢による負担の可能性が高く、経過を見ることもあります。
早めの受診をおすすめするケース
以下の10個の症状のいずれかがある場合は、消化器や内臓の病気が隠れている可能性があります。
- 背中の痛みが数日〜数週間続いている
- 胸やけ、呑酸、のどの違和感を伴う
- 食後や横になると症状が悪化する
- 胸痛や息苦しさを伴う
- 冷や汗・吐き気がある
- 体重減少
- 吐血・黒色便
- 繰り返す嘔吐
- 市販薬で改善しない
- 原因がはっきりせず不安がある
特に、逆流性食道炎だけでなく、膵臓や胆のうなどの病気が関係している場合もあるため、注意が必要です。
当院で行う検査
池袋上田胃腸クリニックでは、症状の経過や特徴を丁寧に確認したうえで、必要に応じて胃カメラを行い、原因を評価します。
- 胃カメラ(逆流性食道炎・食道炎の評価)
- 必要に応じて血液検査や追加検査
実際の胃カメラ画像

背部痛の精査目的に胃カメラを行い、逆流性食道炎を認めた症例です。
池袋上田胃腸クリニックでは、背部痛に対して当日中に検査・診断できる体制を整えています。
ぜひご相談ください。
📞 お電話でのお問い合わせ:03-5953-5903
逆流性食道炎による背部痛の治療
逆流性食道炎の治療は以下が中心です。
- 胃酸を抑える薬(PPI・P-CAB)
- 食事・生活習慣の見直し
- 就寝前の食事制限
原因に応じて適切な治療を行うことで、背中の違和感も改善することがあります。
実際の治療例
池袋上田胃腸クリニックでも、「背中が痛い」ことをきっかけに受診し、胃カメラで逆流性食道炎が見つかった方もおれます。
逆流性食道炎の症状の出方や受診のきっかけは患者さんごとに異なります。気になる症状が続く方は、実際の治療例も参考にしてみてください。
院長からのコメント
背中の痛みというと整形外科的な原因をイメージされる方が多いですが、実際には逆流性食道炎など消化器の病気が関係していることもあります。
一方で、すべてを逆流性食道炎で説明できるわけではなく、心臓や膵臓などの病気を見逃さないことが重要です。
池袋上田胃腸クリニックでは、症状の背景を丁寧に確認し、必要な検査を行いながら適切に診断・治療を行っています。
こんな症状がある方はご相談ください
- 背中の痛みが続いている
- 胸やけやのどの違和感を伴う
- 市販薬で改善しない
- 原因がはっきりせず不安
💡当院では、最短で当日中に腹部エコーや胃カメラをお受け頂ける体制を整えています。
また鎮静剤による無痛胃カメラにも対応しております。ぜひご相談ください。
※受診時間や当日の状況によっては翌日以降の検査となる場合もあります
当院の胃カメラの特徴
-
ご自身に合わせた鎮静剤やスコープ調整で苦しくない内視鏡検査
-
オリンパス製最新システム+高解像度スコープで小さな病変も早期発見
-
池袋駅から徒歩5分、土日対応、事前診察は原則不要
よくある質問
Q:逆流性食道炎で本当に背中が痛くなることはありますか?
あります。典型症状は胸やけや呑酸ですが、逆流に伴う胸痛を「背中まで痛い」「背中に抜ける」と感じる方はいます。ただし、背中の痛みだけが目立つ場合は、逆流性食道炎以外の病気も含めて確認が必要です【1】【2】【4】
Q:背中の痛みだけでも逆流性食道炎のことはありますか?
まったくないとは言えませんが、背中の痛みだけでは典型的とは言いにくいです。胸やけ、酸っぱいものが上がる感じ、食後や就寝時の悪化などがそろうと逆流を疑いやすくなります【1】【4】【6】。
Q:どんな背中の痛みだと逆流性食道炎を疑いますか?
食後や夜間に悪くなる、横になるとつらい、胸の奥の灼熱感や圧迫感を伴う、といった場合は逆流が関係していることがあります。反対に、動作や姿勢で再現しやすい局所的な背中の痛みは筋骨格由来も考えます【2】【4】
Q:胸やけがなくても逆流性食道炎のことはありますか?
あります。胸やけや呑酸が典型ですが、胸痛や咳、声がれ、のどの違和感などの非典型症状で出ることがあります【2】【3】【4】。
Q:背中の痛みと胸痛があるときは、まず何を疑うべきですか?
まずは心臓の病気を外すことが重要です。心筋梗塞では胸痛に加えて、背中、首、あご、腕への放散痛、息苦しさ、冷や汗、吐き気などが出ることがあります【2】【6】【7】。
Q:胃カメラは受けた方がよいですか?
症状が続く場合や、食べ物のつかえ感、体重減少、出血、嘔吐、貧血などがある場合は、胃カメラを早めに考えます。逆流性食道炎以外の病気を除外する意味でも重要です【1】【2】【4】。
Q:市販の胃薬で様子を見てもよいですか?
軽い症状が一時的に楽になることはありますが、症状が繰り返す、背中の痛みが続く、つかえ感や体重減少がある、といった場合は自己判断で長く様子を見ない方が安全です【1】【4】【6】。
Q:生活習慣で改善できることはありますか?
あります。体重過多がある場合の減量、就寝前2~3時間は食べないこと、夜間症状が強い場合の頭側挙上、喫煙の回避、悪化しやすい食事の見直しは基本です【2】【5】。
Q:薬を飲んでも良くならない場合はどうなりますか?
逆流性食道炎以外に、食道運動障害、好酸球性食道炎、機能性の胸痛などが隠れていることがあります。治療しても改善しない場合は、診断の見直しや追加検査が必要です【1】【2】【3】。
Q:すぐに受診した方がよいサインはありますか?
胸痛に息苦しさや冷や汗を伴う場合、強いみぞおち痛が背中へ抜ける場合、吐血や黒い便、食べ物のつかえ感、体重減少、繰り返す嘔吐がある場合は、早めの受診が必要です【2】【4】【7】【8】【9】。
まとめ
逆流性食道炎でも背中の痛みを感じることはありますが、典型的な症状ではありません。
背中の痛みだけで判断せず、症状の全体像をもとに原因を考えることが大切です。
💡当院は池袋駅から徒歩5分程度でアクセス可能です。お気軽にご相談ください。
お電話での予約・お問い合わせ:03-5953-5903
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医師紹介
東海林英典(しょうじ ひでのり)院長
📍経歴
国立東北大学医学部卒業後、消化器内科・内視鏡内科の道を歩み始め、日本屈指の胃腸・内視鏡専門病院の平塚胃腸病院にて消化器・胃腸疾患と内視鏡検査・治療に従事。
胃腸疾患の外来診療を行いながら、年間3000件弱の内視鏡検査、および在院中は早期がんの治療も含めのべ数千件の内視鏡手術を施行。
令和6年10月より上田胃腸クリニックの院長に就任。
内視鏡検査だけでなく、胃痛・腹痛・胸やけや便秘などの胃腸症状専門外来や、がんの予防・早期発見に力を入れ、診療を行っている。
- 日本内科学会認定医
- 日本消化器病学会専門医
🩺 診療にあたっての想い
「症状がつらい、病気が怖い…」そんな患者さんの気持ちに寄り添い、ご不安がある方でも、「ここを受診してよかった」と思っていただけるような診療を大切にしています。胃や腸のことで不安がある方は、池袋上田胃腸クリニックまでお気軽にご相談ください。
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文責:東海林英典院長・神谷雄介理事長(消化器内科・内視鏡専門医)
