背中の痛みが続く…実は“内臓の病気”が潜んでいることも|専門医がポイントをわかりやすく解説
「最近、背中の痛みが取れない…」
そんなお悩みで池袋上田胃腸クリニックにご相談いただく方は少なくありません。
背中の違和感というと肩こりや筋肉疲労を思い浮かべる方が多いのですが、
実は、胃・胆のう・膵臓・腎臓といった内臓の不調が隠れているケースも日常的に存在します。
本記事では、背中の痛みと関係する可能性のある内臓疾患や、受診のタイミングについて、池袋の消化器専門医がわかりやすくお伝えします。
▶池袋上田胃腸クリニックではWEB予約・電話予約を受け付けています。背中の痛みでお悩みの方はぜひご相談ください。
※ご予約がない方でも受付時間内に受診して頂ければ診察可能です。
消化器内科でよくみられる「背中の痛みの原因」
1. 胃酸逆流(逆流性食道炎を含む)
食後に背中が張るような痛みを訴える方がおり、胸焼けがないタイプの逆流性食道炎でも起こります。
2. 胃・十二指腸の炎症や潰瘍
みぞおち付近の不快感が背中側へ広がることがあります。
ロリ菌感染や薬剤が背景にあることも多く、胃カメラで確認できます。
3. 胆石・胆のうのトラブル
右の背中だけ痛む場合は、胆石や胆のう炎が原因の代表例。
池袋上田胃腸クリニックでは腹部エコーでその場で確認が可能です。
4. 膵臓の病気(膵炎・膵臓がん)
膵臓は身体の深部に位置しているため、痛みが背中へ響きやすい臓器です。
急性膵炎では持続する強い痛みが起こり、
膵臓がんの初期サインとして“背中の違和感だけ”が続くこともあります。
特に以下を伴う場合は要注意です。
-
体重減少
-
食欲が落ちてきた
-
痛み止めであまり変わらな
5. 腎臓・尿路の異常
背中に近い位置にあるため、腎盂腎炎や尿管結石でも背部痛が起こります。
突然の激痛は結石の可能性が高く、早めの評価が必要です。
6. 心臓・血管の病気
胸の痛みなしで背中だけ痛い狭心症・心筋梗塞も知られており、危険性が高いため見逃せません。
心電図で検査を行います。
7. 帯状疱疹
皮膚に発疹が出る前から強い痛みが起こるケースが多く、整形外科や内科に来院される方も少なくありません。
経過観察中に皮疹が出現し確定診断となることもあります。
どんな検査を受ければいい?
池袋上田胃腸クリニックでは、症状や身体所見に応じて以下を組み合わせています。
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血液検査(炎症・肝胆膵酵素・腎機能)
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腹部エコー(胆石・胆のう炎・腎臓の評価)
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胃カメラ=内視鏡検査(逆流性食道炎や潰瘍を直接確認)
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CT検査(膵臓・胆のう・尿管結石などの精密評価)
短時間で原因に近づくことができるため、早期診断に有効です。
いつ受診すべき?
以下のような場合は、早めの相談をおすすめします。
-
数日以上痛みが続く
-
食後や脂っこい料理で悪化する
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熱・吐き気・黄疸などを伴う
-
痛みが徐々に強くなる
-
市販薬で治らない
実際の治療例|40代女性「食後に続く背中の痛み」
【症状】
-
1か月前から時々背中が痛む
-
特に食後に痛みが強くなる
【検査】
まずは腹部エコーで膵臓・胆のう・肝臓などのチェックを行いました。
腹部エコー
膵臓に異常なし。胆のう・肝臓にも明らかな異常なし。
⇩
次に食道・胃疾患のチェックのため内視鏡検査(胃カメラ)を行いました
内視鏡検査(胃カメラ)
→ 食道下部に炎症を認め、中等度の逆流性食道炎と診断。背部痛の原因と考えました
<実際の内視鏡画像>
食後の背部痛という一見“胃や食道とは関係ない症状”に思えるケースでも、胃カメラで原因が判明することは多くあります。
また、ご本人が胃カメラは怖いとのことでしたが、鎮静剤を用いて眠った状態で楽に受けて頂けました
【治療】
今回の患者さんには以下の治療を行いました。
治療内容
-
PPI(プロトンポンプ阻害薬)
胃酸の過分泌抑え逆流を改善する薬 -
生活習慣指導
・寝る前の飲食を避ける
・脂っこいもの・刺激物を控える
・食後すぐに横にならない
・適正体重を維持する
治療開始後、1週間ほどで背中の痛みはほぼ解消。
逆流性食道炎は再燃しやすいため。改善した生活習慣の維持を続け、1年毎程度の定期的な胃カメラで経過を見ることとしています。
院長からのコメント
背中の痛みというと、まず「肩こり」や「筋肉の疲れ」を思い浮かべる方が多いと思います。
しかし、実際の診療では 内臓のトラブルが背部痛として現れるケースが珍しくありません。
痛みが長引く、食後に強くなる、体重が減ってきた――
こうしたサインは、早期に受診していただくことで原因を明確にでき、適切な治療につながる可能性が高まります。
池袋上田胃腸クリニックでは、エコー検査や内視鏡を組み合わせ、背中の痛みを“消化器の視点”から丁寧に評価いたします。
「もしかしたら内臓の問題かも?」と感じた時は、どうぞご相談ください。
お電話での予約・お問い合わせ:03-5953-5903
よくある質問FAQ
Q1. 背中の痛みはストレスが関係することはありますか?
A. はい。ストレスによって筋肉がこわばったり、胃腸の働きが弱くなることで背中に不快感が出る方もいます。
Q2. 右側だけ痛むとき、胆石の可能性は高いですか?
A. 右背部の痛みは胆石の典型的な症状のひとつです。特に脂っこい食事の後に強まる場合は要注意です。腹部エコーで確認できます。
Q3. 背中の痛みと膵臓の病気はつながりがありますか?
A. あります。膵炎だけでなく、膵臓がんでも背中の痛みが前触れとなることがあります。痛みが長く続く場合は検査をおすすめします。
Q4. どのタイミングで受診したほうがいいですか?
A. 数日〜1週間以上症状が改善しないときや、食後に悪化する、吐き気・発熱を伴う場合は早めの受診が安全です。
Q5. 胃カメラで背中の痛みの原因はわかりますか?
A. 胃・十二指腸の潰瘍や逆流性食道炎など、背中に痛みが広がる疾患の確認に役立ちます。
Q6. 心臓の病気で背中だけ痛むことはありますか?
A. はい。心筋梗塞では胸痛を感じないケースもあり、背中の痛みのみで発症する例が知られています。
Q7. 市販薬で様子を見るのは問題ありませんか?
A. 一時的に試すのは構いませんが、改善が見られない場合は自己判断せず受診してください。
Q8. まず何科を受診するのが適切ですか?
A. 筋肉痛か内臓の痛みか迷う場合は、整形外科か消化器内科が入り口として適しています。当院では内臓の評価を中心に診察します。
Q9. 朝起きた時に背中が痛むのは何が原因ですか?
A. 寝姿勢や筋肉のこわばりのほか、夜間の胃酸逆流によって痛みが起こることもあります。
まとめ
背中の痛みは「筋肉の疲れ」と決めつけられがちですが、内臓の病気が初期症状として背中にサインを出すことは決して珍しくありません。
特に膵臓・胆のう・胃・腎臓の異常では、背中への痛みがヒントとなります。
「何となくおかしい」「最近ずっと続いている」そんなときは、池袋上田胃腸クリニックへお気軽にご相談ください。
💡当院は池袋駅から徒歩5分程度でアクセス可能です。お気軽にご相談ください。
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医師紹介
東海林英典(しょうじ ひでのり)院長
📍経歴
国立東北大学医学部卒業後、消化器内科・内視鏡内科の道を歩み始め、日本屈指の胃腸・内視鏡専門病院の平塚胃腸病院にて消化器・胃腸疾患と内視鏡検査・治療に従事。
胃腸疾患の外来診療を行いながら、年間3000件弱の内視鏡検査、および在院中は早期がんの治療も含めのべ数千件の内視鏡手術を施行。
令和6年10月より上田胃腸クリニックの院長に就任。
内視鏡検査だけでなく、胃痛・腹痛・胸やけや便秘などの胃腸症状専門外来や、がんの予防・早期発見に力を入れ、診療を行っている。
- 日本内科学会認定医
- 日本消化器病学会専門医
🩺 診療にあたっての想い
「症状がつらい、病気が怖い…」そんな患者さんの気持ちに寄り添い、ご不安がある方でも、「ここを受診してよかった」と思っていただけるような診療を大切にしています。胃や腸のことで不安がある方は、池袋上田胃腸クリニックまでお気軽にご相談ください。
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東京都豊島区池袋2丁目66-10
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文責:東海林英典院長・神谷雄介理事長(消化器内科・内視鏡専門医)
