胃カメラで「異常なし」なのに胃痛が続く理由|胃薬(PPI)が効かないときに考える原因
「胃カメラでは異常なしと言われました」
それなのに
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胃痛が続く
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胃もたれが治らない
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胃薬を飲んでも改善しない
このような症状で不安になり、受診される方は少なくありません。
胃カメラで胃がんや胃潰瘍などの重大な病気が見つからないことは安心材料ですが、胃薬を飲んでも胃痛が続くケースがあります。
その原因として多いのが機能性ディスペプシア(FD)という病気です。
この記事では
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胃カメラで異常なしでも胃痛が続く理由
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胃薬(PPI)が効かない原因
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再検査が必要なサイン
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治療方法
を消化器専門医の東海林院長がわかりやすくお伝えします。
胃痛でお困りの方がいらっしゃれば、このケースが受診のきっかけになれば幸いです。
▶池袋上田胃腸クリニックではWEB予約・電話予約を受け付けています。同様の症状でお悩みの方はぜひご相談ください。
※ご予約がない方でも受付時間内に受診して頂ければ診察可能です。
胃痛の原因として考えらる病気
胃痛の原因として考える病気には以下があります。
胃の病気
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胃炎
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胃潰瘍
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胃がん
胃以外の病気
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胆石症
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膵炎
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逆流性食道炎
機能の問題
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機能性ディスペプシア(FD)
特に40歳以上で新しく症状が出た場合は検査が重要になります。
必要な検査は?
胃痛の原因を調べるために以下の検査を行います。
胃カメラ(上部内視鏡)
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胃炎
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胃潰瘍
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胃がん
などを確認します。
血液検査
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貧血
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炎症
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膵臓・肝臓
を確認します。
腹部エコー
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胆石
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膵臓疾患
などを確認します。
これらで異常がなければ機能性ディスペプシアの可能性が高くなります。
「胃カメラで異常なし」でも起こる胃の症状=機能性ディスペプシア(FD)とは
機能性ディスペプシア(FD)は胃の構造に異常がないのに症状が出る病気です。
これらの症状は機能性ディスペプシア(FD)でよくみられます【1】。
主な症状
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胃痛
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胃もたれ
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食後不快感
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早期満腹感
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胃の張り
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胃のムカムカ
日本では10〜20%の方が経験すると言われています【1】。
FDの原因
FDは複数の要因が重なって起こります。
胃の動きの低下
食べ物が胃から腸へ送られにくくなります。
胃の知覚過敏
通常なら感じない刺激でも痛みを感じます。
ストレス
自律神経の乱れが関係します。
生活習慣
睡眠不足・食生活なども影響します【3】。
治療
FDの治療は症状に応じて行います。
酸分泌抑制薬
胃酸分泌過多を適正化し、胃痛を改善
消化管運動改善薬
胃の動きを治し、もたれや張りを改善
漢方薬
胃の運動や粘膜の過敏を健全化し、胃もたれや胃痛を改善
生活習慣の改善
食事
睡眠
ストレス
などです【3】。
実際の治療例|50代女性「数年前から胃痛が続いている」
症状
数年前から、食べると胃痛が起こって困っているとのことで受診されました。
以前に胃カメラを受けた際は「異常なし」と言われ、PPIを処方され様子見となっていましたが、飲んでいても症状が繰り返すため当院で再評価を希望されました。
検査
当院で
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血液検査
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腹部エコー
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胃カメラ
を行いましたが、明らかな異常は認めませんでした。
実際のエコー画像;胆のう・膵臓などに異常はありませんでした。

実際の胃カメラ画像;ピロリ菌や胃潰瘍などの異常所見は認めませんでした。

症状の経過や検査結果から機能性ディスペプシア(FD)と診断しました。
治療
PPIに加えて、胃の粘膜を保護する薬と胃に対しての漢方を併用して治療を開始したところ、約2週間程で胃痛は大きく改善しました。
現在は、症状が出そうな時のみ薬を使用する頓用治療で経過をみています。
院長コメント
胃カメラで「異常なし」と言われると
- 「原因がない」
- 「気のせい」
と思われる方もいます。
しかし実際には胃の機能の問題で症状が出ていることも多く、適切な治療で改善するケースも少なくありません。
症状が続く場合は消化器専門医に相談することをおすすめします。
💡当院ではWEB予約・電話予約を受け付けていますので、お気軽にご相談ください。
お電話での予約・お問い合わせ:03-5953-5903
よくある質問(FAQ)
胃カメラで異常なしでも胃痛は起こりますか?
はい。機能性ディスペプシアなど胃の機能の問題で症状が出ることがあります。
PPIが効かない胃痛はありますか?
FDなど胃の運動や知覚の問題ではPPIだけでは改善しないことがあります。
FDはストレスの病気ですか?
ストレスだけでなく胃の運動低下や知覚過敏など複数の要因が関係します。
再度胃カメラが必要になるのはどんな時ですか?
体重減少、吐血、黒色便など危険サインがある場合は再検査が必要です。
FDは治りますか?
適切な治療で症状が改善する方は多くいます。
食事で気をつけることはありますか?
脂っこい食事や早食いは症状を悪化させることがあります。
漢方は効果がありますか?
六君子湯などはFDに対する効果が大規模研究によって明らかになっています。
FDは危険な病気ですか?
命に関わる病気ではありませんが、症状が強い場合は治療が必要です。
市販薬で様子を見てもいいですか?
症状が長く続く場合は医療機関での評価をおすすめします。
すぐ受診した方がいい症状は?
吐血、黒色便、体重減少、強い貧血などがある場合は早めの受診が必要です。
まとめ
胃カメラで異常がない場合でも
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胃痛
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胃もたれ
-
食後不快感
が続くことがあります。
その原因として機能性ディスペプシア(FD)がよくみられます。
適切な治療で症状が改善するケースも多くあります。
症状が続く場合は消化器専門医にご相談ください。
💡当院は池袋駅から徒歩5分程度でアクセス可能です。お気軽にご相談ください。
📞 お電話でのお問い合わせ:03-5953-5903
※ご予約がない方でも受付時間内に受診して頂ければ診察可能です。
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参考文献
1 日本消化器病学会 FD診療ガイドライン
2 Rome IV Diagnostic Criteria
3 Talley NJ Functional Dyspepsia NEJM
4 Ford AC Epidemiology FD
5 Suzuki H Rikkunshito FD
医師紹介
東海林英典(しょうじ ひでのり)院長
📍経歴
国立東北大学医学部卒業後、消化器内科・内視鏡内科の道を歩み始め、日本屈指の胃腸・内視鏡専門病院の平塚胃腸病院にて消化器・胃腸疾患と内視鏡検査・治療に従事。
胃腸疾患の外来診療を行いながら、年間3000件弱の内視鏡検査、および在院中は早期がんの治療も含めのべ数千件の内視鏡手術を施行。
令和6年10月より上田胃腸クリニックの院長に就任。
内視鏡検査だけでなく、胃痛・腹痛・胸やけや便秘などの胃腸症状専門外来や、がんの予防・早期発見に力を入れ、診療を行っている。
- 日本内科学会認定医
- 日本消化器病学会専門医
🩺 診療にあたっての想い
「症状がつらい、病気が怖い…」そんな患者さんの気持ちに寄り添い、ご不安がある方でも、「ここを受診してよかった」と思っていただけるような診療を大切にしています。胃や腸のことで不安がある方は、池袋上田胃腸クリニックまでお気軽にご相談ください。
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文責:東海林英典院長・神谷雄介理事長(消化器内科・内視鏡専門医)
