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【実際の検査例】胃カメラが怖くて受けられない…嘔吐反射が強い40代女性が“無痛胃カメラ”を受けられた理由とは?

[2025.12.20]

「胃カメラが怖くて受けられない」方へ

「胃カメラを受けた方がいい」と言われても、過去につらい経験があったり、嘔吐反射が強かったりすると、検査を受けること自体が大きな不安になります。

特に、バリウム検査や健康診断で「慢性胃炎の疑い」「胃カメラで精密検査を受けてください」と言われても、

  • オエッとなるのが怖い
  • 以前の胃カメラがつらく、もう受けたくない
  • 嘔吐反射が強く、のどにスコープが入るのが不安
  • 鎮静剤を使っても本当に楽に受けられるのか心配
  • 検査中に苦しくなったらどうしようと考えてしまう

このような理由で、必要な検査を先延ばしにしてしまう方は少なくありません。

しかし、胃の病気の中には、症状がほとんどないまま進行するものもあります。特にピロリ菌感染や萎縮性胃炎がある場合、胃がんリスクとの関連が知られており、胃カメラで胃粘膜の状態を確認することが大切です【1】【2】。

今回は、嘔吐反射が非常に強く、胃カメラへの恐怖心から検査を受けられずにいた40代女性が、鎮静剤の調整と経鼻内視鏡を組み合わせることで、苦痛をほとんど感じずに胃カメラを受けられた実際の検査例を専門医の院長が分かりやすくご紹介します。

 

💡本記事でお伝えしたいポイント

✅ 胃カメラが怖い方、嘔吐反射が強い方でも、方法を工夫することで検査を受けやすくなる場合があります。

✅ 鎮静剤の種類・量の調整、経鼻内視鏡、咽頭反射への対策を組み合わせることが重要です。

✅ バリウム検査で慢性胃炎を指摘された場合、胃カメラで胃粘膜の状態を確認することが望ましいです。

✅ ピロリ菌感染や萎縮性胃炎は、胃がんリスクと関連するため、放置せず評価することが大切です。

胃カメラが怖い・嘔吐反射が強い方へ

池袋上田胃腸クリニックでは、鎮静剤や経鼻内視鏡を組み合わせた無痛胃カメラを行っています。 過去につらい経験がある方、検査に強い不安がある方も、まずはご相談ください。

WEB予約はこちら 03-5953-5903

 

胃カメラが怖くて受けられない方に多い理由

胃カメラへの不安は、単なる「気持ちの問題」ではありません。過去のつらい経験、嘔吐反射の強さ、のどの違和感への苦手意識、検査中に自由に動けない不安など、いくつかの要因が重なって起こります。

  • のどにスコープが当たることでオエッとなる
  • 過去の胃カメラで苦しい思いをした
  • 検査中に息ができなくなるのではと不安になる
  • 鎮静剤が効かなかった経験がある
  • 検査前から緊張が強く、体に力が入ってしまう

このような方では、通常の経口胃カメラをそのまま行うのではなく、鎮静剤の調整、経鼻内視鏡、咽頭反射への対策を組み合わせることで、検査を受けやすくなる場合があります。

嘔吐反射が強い方でも胃カメラを受けやすくする工夫

嘔吐反射が強い方では、スコープが舌の奥やのどに触れる刺激によって、反射的に「オエッ」となりやすくなります。

これは、のどの奥に刺激が加わったときに、体が反射的に吐き出そうとする自然な反応です。

嘔吐反射が強い方では、検査そのものに問題がなくても、スコープがのどを通る感覚が強く苦痛として感じられることがあります。

そのため、単に「我慢して受ける」のではなく、反射が起こりにくい方法を選ぶことが重要です。

経鼻内視鏡は舌の奥に触れにくいため、嘔吐反射が強い方にとって選択肢の一つになります。また、鎮静剤を組み合わせることで、検査中の不安や苦痛を軽減しやすくなります。

そのため、当院では患者さんの不安や過去の検査経験を確認したうえで、以下のような方法を組み合わせて検査方法を検討します。

  • 鎮静剤を使用して、検査中の不安や苦痛を軽減する
  • 経鼻内視鏡を選択し、舌の奥に触れにくくする
  • 咽頭反射を抑える薬を組み合わせる
  • 体格・年齢・持病・過去の鎮静状況に合わせて薬剤量を調整する
  • 検査前に不安な点を確認し、無理のない方法を選択する
関連ページ

▶胃カメラの方法について詳しく知りたい方は、当院の 無痛胃カメラのページ もご覧ください。

実際の治療例|40代女性「胃カメラが怖くて検査をためらっている」

【症状】

会社のバリウム検査で「慢性胃炎を指摘」され、胃カメラで詳しく調べるように勧められていました。

しかし、以前から嘔吐反射が非常に強く、胃カメラに対する恐怖心が強かったため、なかなか検査を受けることができずにいました。

そのような中で、「当院で無痛胃カメラを受けられた」というご友人の話を聞き、池袋上田胃腸クリニックへ来院されました。

 

【診察】

診察では、

  • なぜ胃カメラがつらく感じるのか

  • 嘔吐反射はどこから起こるのか

  • それをどうやって防ぐのか を丁寧に説明し、無痛胃カメラについて知って頂き不安感を払拭していただきました。

 

今回の患者さんは嘔吐反射が強いとのことであり、

  • 鎮静剤の調整(眠り薬+咽頭反射を抑える薬の組み合わせ)と

  • さらに嘔吐反射が起こりにくい経鼻内視鏡を選択

という方法で胃カメラを行いました。

 

【胃カメラ】

しっかりと対応したこともあり胃カメラ自体は、 「いつ始まって、いつ終わったのか分からない」とおっしゃっていただけるくらい、問題なく行えました。

胃カメラでは、粘膜の凹凸不整(矢印部)、色調の不均一(丸部分)を認め、慢性胃炎の中の萎縮性胃炎と診断しました

萎縮性胃炎は、ピロリ菌が原因となることが多く、今回もピロリ菌も認めました。

放置すると胃がんのリスクが高くなることが知られています【1】【2】。

関連ページ

▶ピロリ菌について専門医の院長によるより詳しい説明はこちら

 

【治療】

今回は、

  • ピロリ菌除菌治療を実施

  • 除菌後は定期的な胃カメラで経過観察

という方針としました。

除菌治療により胃がんリスクの低下が期待されますが、除菌後も胃がんリスクがゼロになるわけではありません。

そのため、萎縮性胃炎がある方では、除菌後も定期的な胃カメラで経過を確認することが重要です【2】【4】。

今回の症例で大切なのは、胃カメラへの恐怖心が強かった方でも、方法を工夫することで検査を受けることができ、その結果としてピロリ菌感染や萎縮性胃炎を確認できた点です。

 

受診の目安|胃カメラが怖くても相談した方がよいケース

以下に当てはまる方は、胃カメラが怖くても一度ご相談ください。

  • バリウム検査で慢性胃炎、胃粘膜異常、要精密検査を指摘された
  • ピロリ菌陽性と言われたことがある
  • 萎縮性胃炎を指摘されたことがある
  • 胃痛、胃もたれ、吐き気、食欲不振が続いている
  • 黒い便、貧血、体重減少がある
  • 家族に胃がんの方がいる
  • 過去の胃カメラがつらく、次の検査を避けている
  • 嘔吐反射が強く、歯みがきでもオエッとなりやすい

「怖いから受けない」のではなく、「怖くない方法を相談する」ことが大切です。

 

院長コメント

胃カメラが怖いという理由だけで、必要な検査を受けられないままになるのは、病気の見逃しにつながる可能性があります。

特に、バリウム検査で異常を指摘された方、ピロリ菌感染が疑われる方、萎縮性胃炎を指摘された方では、胃カメラで胃粘膜の状態を直接確認することが大切です。

現在は、鎮静剤や経鼻内視鏡など、苦痛を減らすための選択肢があります。過去につらい経験がある方も、「自分には胃カメラは無理」と決めつけず、まずはご相談ください。

当院では、つらい検査ではなく、病気から体を守るための検査として、一人ひとりに合った方法をご提案しています。

胃カメラに不安がある方へ

検査が怖い、嘔吐反射が強い、過去につらい経験があるという方ほど、事前にご相談ください。 一人ひとりに合わせて、鎮静剤や経鼻内視鏡などの選択肢をご提案します。

📞 お電話でのお問い合わせ:03-5953-5903

💡当院の鎮静剤の工夫

実は単に鎮静剤を使用しただけでは反射が強い方や鎮静が効きにくい方は、

  • 反射が起こりつらい思いをしたり

  • 量が足らずに途中で目が覚めてしまったり

することがあります。

実際に「鎮静剤を使ったのにつらかった」というご相談を当院ではよく受けます。

鎮静剤にはいくつか種類があり、当院では、

  • 患者さんの嘔吐反射の強さや体質に合わせた種類の組み合わせ

  • 安全性を考慮したうえでの適切な量の細かな調整

を行うことで、どんな方でも「無痛胃カメラ」を受けて頂けるような体制を整えております。

関連ページ

▶無痛胃カメラ|実際の検査の流れや鎮静剤・スコープ選択による無痛胃カメラの詳細がご確認いただけます

 

よくある質問(FAQ)

Q1. 嘔吐反射が強くても胃カメラはできますか?

A. はい。鎮静剤や経鼻内視鏡を使うことで可能です。

 

Q2. 鎮静剤は安全ですか?

A. 適切な管理下で使用すれば安全性は高いとされています【3】。

 

Q3. 経鼻内視鏡は本当に楽ですか?

A. 舌の奥を通らないため、嘔吐反射が起こりにくいのが特徴です。

 

Q4. バリウム異常は必ず胃カメラが必要?

A. はい。バリウムでの確定診断は難しく、胃カメラで状態を確認することが望ましいです。

 

Q5. ピロリ菌は除菌すれば終わり?

A. 除菌後も胃がん予防のため定期検査が重要です。

 

Q6. 胃カメラは痛みはありますか?

A. 鎮静剤使用時は痛みを感じることはほとんどありません。

 

Q7. 胃カメラの検査時間はどれくらい?

A. 実際の検査は5〜10分程度です。

 

Q8. 胃カメラ後、当日は仕事できますか?

A. 鎮静剤使用時は当日の運転・重要業務は控えていただきます。

 

Q9. 女性でも安心して受けられますか?

A. 大丈夫です。不安が強い方ほど無痛検査をおすすめします。

 

Q10. 相談だけでも可能ですか?

A. もちろんです。まずはお気軽にご相談ください。

 

まとめ|胃カメラが怖い方は「我慢」ではなく「方法を選ぶ」ことが大切です

胃カメラが怖い、嘔吐反射が強い、過去につらい経験があるという理由で、必要な検査を避けてしまう方は少なくありません。

しかし、胃の病気は症状が乏しいまま進行することがあります。特に、バリウム検査で慢性胃炎を指摘された方、ピロリ菌感染や萎縮性胃炎が疑われる方では、胃カメラで胃粘膜の状態を確認することが大切です。

 ✔ 胃カメラが怖い方は珍しくありません。

 ✔ 嘔吐反射が強い方でも、鎮静剤や経鼻内視鏡で検査を受けやすくなる場合があります。

 ✔ バリウム異常や慢性胃炎の指摘を放置しないことが大切です。

 ✔ ピロリ菌感染や萎縮性胃炎が見つかった場合は、除菌治療と定期検査が重要です。

 ✔ 過去につらい胃カメラ経験がある方も、検査方法を見直すことで受けやすくなる可能性があります。

胃カメラが怖くて受けられない方へ

「自分には胃カメラは無理」と感じている方も、まずはご相談ください。 池袋上田胃腸クリニックでは、鎮静剤や経鼻内視鏡を組み合わせ、一人ひとりに合った苦痛の少ない胃カメラをご提案しています。

👉 WEB予約はこちらから

📞 お電話でのお問い合わせ:03-5953-5903

関連ページ

参考文献

  1. Uemura N, Okamoto S, Yamamoto S, et al. Helicobacter pylori Infection and the Development of Gastric Cancer. N Engl J Med. 2001;345:784-789.
  2. 日本ヘリコバクター学会. H. pylori感染の診断と治療のガイドライン2024改訂版.
  3. 日本消化器内視鏡学会. 内視鏡診療における鎮静に関するガイドライン 第2版. Gastroenterological Endoscopy. 2020;62(9):1635-1681.
  4. 日本消化器内視鏡学会. 早期胃癌の内視鏡診断ガイドライン.

医師紹介

東海林英典(しょうじ ひでのり)院長

📍経歴

国立東北大学医学部卒業後、消化器内科・内視鏡内科の道を歩み始め、日本屈指の胃腸・内視鏡専門病院の平塚胃腸病院にて消化器・胃腸疾患と内視鏡検査・治療に従事。

胃腸疾患の外来診療を行いながら、年間3000件弱の内視鏡検査、および在院中は早期がんの治療も含めのべ数千件の内視鏡手術を施行。

令和6年10月より上田胃腸クリニックの院長に就任。

内視鏡検査だけでなく、胃痛・腹痛・胸やけや便秘などの胃腸症状専門外来や、がんの予防・早期発見に力を入れ、診療を行っている。

  • 日本内科学会認定医
  • 日本消化器病学会専門医

🩺 診療にあたっての想い

「検査はつらい、怖い…」そんな患者さんの気持ちに寄り添い、“苦痛の少ない内視鏡検査(無痛胃カメラ・無痛大腸カメラ)” を心がけています。

初めての方や検査に不安がある方でも、「ここで受けてよかった」と思っていただけるような診療を大切にしています。胃や腸のことで不安がある方は、池袋上田胃腸クリニックまでお気軽にご相談ください。

アクセス

〒1710014
東京都豊島区池袋2丁目66-10  

上田胃腸クリニック(池袋駅 北口から徒歩5分)

  • JR「池袋」北改札 → 左へ → 20b出口から地上へ
  • 文化通りを直進、「スーパーホテル」「まいばすけっと」を左手に通過
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文責:東海林英典院長・神谷雄介理事長(消化器内科・内視鏡専門医)

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