池袋周辺で背中の痛みが続く方へ|膵がんで背中が痛むのはなぜ?注意したい症状と受診の目安
- 膵がんで背中が痛むのは、膵臓が背中に近く、周囲の神経や組織に影響しやすいためです
- みぞおちの痛み、体重減少、黄疸、食欲低下、糖尿病の変化を伴うときは注意が必要です
- 背中の痛みが続くときは、膵臓も含めて消化器内科で相談することが安心です
池袋で「背中の痛みがなかなか良くならない」「膵臓の病気ではないか心配」とご相談いただくことがあります。
背中の痛みは筋肉や骨の問題で起こることが多い一方で、実際には胃・胆のう・膵臓など内臓の病気が関係していることもあります。
膵がんは小さいうちは症状が目立たないこともありますが、進行すると上腹部痛、背中の痛み、食欲低下、体重減少、黄疸、糖尿病の新規発症や悪化などがきっかけになることがあります。
まずお伝えしたいのは、背中の痛みだけで膵がんと決まるわけではない一方、長引く背部痛に上腹部症状や体重減少などが重なる場合は、膵臓も含めて確認する意味があるということです。
本記事では背部痛と膵がんとの関係や他に考えるべき疾患、受診のタイミングについて、消化器専門医の東海林院長がわかりやすくお伝えします。
背中の痛みでお困りの方がいらっしゃれば、このケースが受診のきっかけになれば幸いです。
▶池袋上田胃腸クリニックではWEB予約・電話予約を受け付けています。ぜひご相談ください。
※ご予約がない方でも受付時間内に受診して頂ければ診察可能です。
膵がんで背中が痛むのはなぜ?
膵臓は胃の後ろ、体の深いところにある臓器で、背骨や周囲の神経に近い位置にあります。
そのため、膵がんが大きくなったり周囲へ広がったりすると、上腹部だけでなく背中にも鈍い痛みや重だるさとして現れることがあります。
また、膵臓の病気による痛みは、筋肉や骨の痛みのように体を動かしたときだけ強くなるとは限らず、なんとなく続く違和感として感じる場合もあります。
「背中が痛いからすぐ膵がん」というわけではありませんが、いつもと違う経過で長引くときは、内臓からのサインも視野に入れることが大切です。

こんな背中の痛みがある方は、早めの受診をおすすめします
背中の痛みがあっても、多くは膵がん以外の原因です。
ただし、次のような経過があるときは、整形外科的な痛みだけでなく、膵臓を含めた内臓の評価を考えたほうが安心です。
- 数週間以上続く鈍い背中の痛み
- みぞおちの違和感や上腹部痛を伴う
- 食欲低下や体重減少がある
- 黄疸、尿の濃さ、白っぽい便などの変化がある
- 急に糖尿病を指摘された、または急に悪化した
このような症状が重なる場合は、背中の痛みの原因として膵臓も含めて確認する意味があります。

背中の痛みだけでは膵がんと決まらない理由
背中の痛みは、膵がんでみられることがある症状のひとつです。 しかし、背中の痛みだけで膵がんと決めつけることはできません。
その理由のひとつは、背中の痛みにはさまざまな原因があるためです。
実際には、筋肉や骨の痛みだけでなく、胃・食道・胆のう・膵臓など、お腹の臓器の異常が背中の痛みとして感じられることもあります。
もうひとつの理由は、膵がんの症状そのものが特有ではないことです。膵がんでは、背中の痛みのほかにも、みぞおちの痛み、食欲低下、体重減少、黄疸、糖尿病の変化などがみられることがありますが、これらの症状は膵がん以外の病気でも起こります。
反対に、膵がんがあっても、はっきりした症状が出ないこともあります。【1】【2】【3】
そのため、「背中が痛いから膵がん」「背中の痛みがないから膵がんではない」とは言い切れません。大切なのは、痛みが長引くかどうか、みぞおちの違和感や食欲低下、体重減少、黄疸などを伴うか、いつもと違う経過かどうかをあわせてみることです。
気になる症状がある場合は、症状だけで判断せず、血液検査、腹部エコー、CT、MRI、必要に応じた精密検査などを組み合わせて確認していくことが大切です。【2】【4】
内臓からくる背部痛についての総論ページはこちら
背中の痛み以外に注意したい症状
膵がんでは、背中の痛み以外にも次のような症状がみられることがあります。
みぞおちの痛み・上腹部の違和感
背中だけでなく、みぞおちの痛みや上腹部の重苦しさを伴うことがあります。
体重減少・食欲低下
食事量が大きく変わっていないのに体重が落ちる、食欲が落ちてきたといった変化は注意が必要です。
黄疸
皮膚や白目が黄色っぽく見える、尿が濃くなる、便が白っぽくなるなどの変化がある場合は、胆道系のつまりも含めて確認が必要です。
糖尿病の変化
これまで問題なかったのに急に糖尿病を指摘された、あるいは急に悪化した場合、膵臓の異常が背景にあることがあります。

池袋上田胃腸クリニックでの検査の進め方
池袋で背中の痛みを相談するとき、まず大切なのは「整形外科的な痛みか」「内臓の病気の可能性があるか」を見極めることです。
症状や診察所見に応じて、血液検査、腹部エコー、胃カメラ、CTなどを組み合わせて原因を探っていくことがあります。
膵臓の異常が疑われる場合には、まず外来で血液検査や腹部エコーを行い、そのうえで必要に応じてCTやMRI、さらに精密検査へ進めていきます。
背中の痛みの原因は一つではないため、症状の経過や一緒に出ている症状を踏まえながら、必要な検査を組み合わせて判断していくことが大切です。
実際の診療例|背中の痛みから膵臓の精査につながったケース
50代男性
数週間続く背中の鈍痛。会社の同僚が膵臓がんと言われて心配になり来院。
膵臓の精査のため、血液検査と腹部エコーを施行。その結果、膵がんが疑われ、CTなどの精密検査につなげ、最終的に膵がんと診断されました。
<実際のエコー画像>

- 膵臓に約30mm大の腫瘤(青矢印)と、腫瘍より尾側の膵管拡張(赤矢印)を認め、膵がんを強く疑いました
背中の痛みの原因はさまざまですが、痛みが長引く場合は要注意です。
「ただの背中の痛みかもしれない」と思っていても、いつもと違う経過のときは早めの相談が安心です。
症例の詳細はこちらからもご確認頂けます。
池袋で背中の痛みと膵臓の不安がある方はご相談ください
「背中の痛みが続くけれど、整形外科だけでよいのかわからない」 「膵臓の病気が心配で、一度消化器内科で相談したい」
そのような方は、筋肉や骨だけでなく、膵臓・胆のう・胃なども含めて考える視点が役立つことがあります。
池袋上田胃腸クリニックでは、症状や経過に応じて必要な検査を組み立て、原因に応じた適切な診療につなげています。 気になる症状が重なるときは、お早めにご相談ください。
池袋上田胃腸クリニックでは、背部痛に対して当日中に検査・診断できる体制を整えています。同様の症状でお悩みの方はぜひご相談ください。
📞 お電話でのお問い合わせ:03-5953-5903
※ご予約がない方でも受付時間内に受診して頂ければ診察可能です。
※来院時間や当日の状況によっては翌日以降の検査となる場合もあります
よくある質問
背中の痛みだけでも膵がんの可能性はありますか?
可能性はゼロではありませんが、背中の痛みだけで膵がんと決まるわけではありません。筋肉や骨の痛み、逆流性食道炎、胆石・胆のう炎、膵炎など、ほかの原因でも背中の痛みは起こります。ただし、長引く背中の痛みに、みぞおちの違和感、体重減少、食欲低下、黄疸などを伴う場合は、膵臓も含めた確認が大切です。
膵がんで背中が痛むのはなぜですか?
膵臓は胃の後ろ、背骨や神経に近い位置にあるため、膵がんが大きくなったり周囲へ広がったりすると、神経や周辺組織に影響して背中の痛みとして感じることがあります。みぞおちの痛みと背中の痛みが同時に出ることもあります。
膵がんの背中の痛みにはどんな特徴がありますか?
鈍く重い痛み、なんとなく続く違和感、みぞおちから背中に抜けるような痛みとして感じることがあります。食後や横になったときに気になりやすい場合もあります。ただし、痛みの感じ方には個人差があり、背中の痛みだけで原因を判断することはできません。
どんな症状が一緒にあると注意したほうがよいですか?
みぞおちの痛み、食欲低下、体重減少、黄疸、吐き気、お腹の張り、急な糖尿病の指摘や悪化などを伴う場合は注意が必要です。特に、背中の痛みが長引き、こうした変化が重なるときは、膵臓も含めて確認したほうが安心です。
黄疸があるときは早めに受診したほうがよいですか?
はい。皮膚や白目が黄色い、尿が濃い、便が白っぽいといった変化がある場合は、胆道のつまりなども含めて早めの評価が必要です。様子を見すぎず、消化器内科へ相談することをおすすめします。
最近、急に糖尿病を指摘されたのですが、膵臓と関係ありますか?
関係する場合があります。新しく糖尿病を発症したり、今まで落ち着いていた血糖値が急に悪化したりすることが、膵臓の異常のきっかけになることがあります。背中の痛みや食欲低下などほかの症状もある場合は、膵臓の評価について相談してください。
池袋で背中の痛みが続くときは何科を受診すればよいですか?
背中の痛みが長引く場合や、みぞおちの違和感、食欲低下、体重減少などを伴う場合は、消化器内科で相談するのが一つの方法です。整形外科的な痛みだけでなく、胃・胆のう・膵臓など内臓の病気が関係していないかを確認する視点が大切です。
膵がんが疑われるときは、どんな検査をしますか?
症状や診察所見に応じて、血液検査、腹部エコー、CT、MRIなどを組み合わせて確認します。必要に応じて、さらに詳しい精密検査へ進むこともあります。血液検査だけ、あるいはエコーだけで確定するわけではなく、複数の検査をあわせて判断していきます。
背中の痛みがあれば、すぐにCTを受けたほうがよいですか?
すべての方に最初からCTが必要とは限りません。症状の経過、痛みの性質、ほかの症状の有無を確認したうえで、血液検査や腹部エコーを先に行い、必要に応じてCTやMRIなどの画像検査へ進めることが一般的です。
背中の痛みが続いて不安です。池袋上田胃腸クリニックに相談してもよいですか?
はい。背中の痛みが続き、整形外科だけでよいのか迷う場合や、膵臓・胆のう・胃など内臓の病気が心配な場合は、消化器内科で相談する意味があります。症状の経過や一緒に出ている症状を確認しながら、必要な検査を組み立てていくことが大切です。
まとめ
膵がんで背中が痛むのは、膵臓が胃の後ろで背骨や神経に近い位置にあるためです。
背中の鈍い痛みに、みぞおちの違和感、食欲低下、体重減少、黄疸、糖尿病の変化などが重なる場合は、膵臓も含めた評価を考える価値があります。
気になるサインがある場合は、早めにご相談することをおすすめします。
💡当院は池袋駅から徒歩5分程度でアクセス可能です。お気軽にご相談ください。
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医師紹介:東海林英典(しょうじ ひでのり)院長
📍経歴
国立東北大学医学部卒業後、消化器内科・内視鏡内科の道を歩み始め、日本屈指の胃腸・内視鏡専門病院の平塚胃腸病院にて消化器・胃腸疾患と内視鏡検査・治療に従事。
胃腸疾患の外来診療を行いながら、年間3000件弱の内視鏡検査、および在院中は早期がんの治療も含めのべ数千件の内視鏡手術を施行。
令和6年10月より上田胃腸クリニックの院長に就任。
内視鏡検査だけでなく、胃痛・腹痛・胸やけや便秘などの胃腸症状専門外来や、がんの予防・早期発見に力を入れ、診療を行っている。
- 日本内科学会認定医
- 日本消化器病学会専門医
🩺 診療にあたっての想い
「症状がつらい、病気が怖い…」そんな患者さんの気持ちに寄り添い、ご不安がある方でも、「ここを受診してよかった」と思っていただけるような診療を大切にしています。胃や腸のことで不安がある方は、池袋上田胃腸クリニックまでお気軽にご相談ください。
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参考文献
【1】 国立がん研究センター東病院「膵(すい)がん」
【2】 国立がん研究センター がん情報サービス「膵臓がん」
【3】 国立がん研究センター がん情報サービス「膵臓がんについて」
【4】 NHS “Symptoms of pancreatic cancer”
【5】 Johns Hopkins Medicine “Pancreatic Cancer Symptoms”
【6】 Pancreatic Cancer Action “Symptoms”
【7】 Pancreatic Cancer UK “Types of pancreatic cancer pain”
【8】 国立がん研究センター がん情報サービス「膵臓がん 検査」
文責:東海林英典院長・神谷雄介理事長(消化器内科・内視鏡専門医)
