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左わき腹の鈍い痛みが2か月…「お腹の張り」も続くときは要注意|大腸カメラで下行結腸がんが見つかった40代男性の実例

[2025.12.30]

「痛いけど我慢できる」「なんとなく左わき腹が重い」「最近お腹が張ってきた」

このような症状は、忙しさの中でつい後回しになりがちです。実際、便秘やストレス、筋肉痛でも似た症状は起こります。

ただ一方で、大腸の通り道が狭くなる病気(大腸がん・炎症・憩室炎など)が原因のこともあります。とくに、症状が2週間以上続く/徐々に悪化する場合は、自己判断で様子を見続けないことが大切です。

今回は、慢性的な左わき腹の鈍痛と腹部の張りをきっかけに、大腸カメラで下降結腸の進行がん(ステージ2)が見つかり、手術で根治した40代男性の実例を専門医の東海林院長が詳しく紹介します。

 

腹痛や腹満でお困りの方がいらっしゃれば、このケースが受診のきっかけになれば幸いです。

▶池袋上田胃腸クリニックではWEB予約・電話予約を受け付けています。同様の症状でお悩みの方はぜひご相談ください。

WEB予約はこちら 03-5953-5903

※ご予約がない方でも受付時間内に受診して頂ければ診察可能です。

 

左わき腹の鈍い痛みとお腹の張りで考える主な原因

左わき腹の鈍い痛みやお腹の張りは、便秘やガスだまりのような比較的よくある原因でも起こります。

一方で、腸の炎症や大腸がんのように、放置せず確認したい病気が隠れていることもあります。

とくに注意したいのは、症状が2週間以上続く場合、徐々に悪化する場合、便通の変化を伴う場合です。

大腸がんでは、腹痛、張り、便秘、便が細い、残便感、体重減少、貧血などがみられることがあり、血便が目立たないこともあります。

よくある原因

便秘・ガスだまり

腸の中に便やガスがたまることで、お腹の張りや鈍い痛みが出ることがあります。

過敏性腸症候群(IBS)

お腹の痛みや張りに加えて、便秘や下痢、残便感などを繰り返すことがあります。ストレスや生活リズムの乱れが関係することもあります。

大腸憩室炎・憩室症

左側の下腹部〜わき腹にかけて痛みが出やすく、お腹の張り、便通異常、発熱などを伴うことがあります。

見逃したくない原因

大腸がん

腸の内側が狭くなることで、張り、腹痛、便秘、便が細い、残便感などの“通過が悪いサイン”が出ることがあります。

腸閉塞に近い状態

便やガスが通りにくくなると、お腹が強く張る、吐き気が出る、便もガスも出ないといった症状につながることがあります。

消化器以外の原因

尿管結石

筋肉痛・肋間神経痛

帯状疱疹 など

「左わき腹の痛みが続く」「お腹の張りが取れない」「便通が以前と変わった」という場合は、自己判断で様子を見続けず、一度消化器内科で原因を確認することが大切です。

 

実際の治療例|40代男性「2か月前からの左わき腹の鈍痛と腹満」

症状

  • 2か月ほど前から 慢性的な左わき腹の鈍痛

  • 改善せず、お腹の張りも気になるように

  • 生活はできていたため様子を見ていたが、長引くため受診

 

診察

前述のように「左わき腹の痛み」「お腹の張り」は、様々な原因で起こり得る症状です。

正しく状態を把握し、治療方針を立てるため大腸カメラ(内視鏡検査)を行いました。

 

実際の内視鏡画像

大腸カメラにて下降結腸に腫瘍を認め(青部分)、生検で大腸がんと診断しました。

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無痛大腸カメラ|実際の検査の流れや鎮静剤とオリジナル低痛挿入による無痛大腸カメラの詳細がご確認いただけます

 

なぜ大腸がんで左腹部鈍痛がでたの?

大腸がんは、部位によって症状の出方が少し変わります。

下降結腸〜S状結腸(左側の大腸)は、便が固くなりやすく、腸の径も比較的細めです。

そのため腫瘍で狭くなると、

  • 便秘寄りになる

  • 便が細くなる

  • 張りや腹痛が出る

  • 進むと腸閉塞に近い状態になる

など、“通過が悪いサイン”が出やすくなります。

今回のケースでも、がんが大腸の内側を圧迫して通り道(内腔)を狭くしており、

  • 腸に圧がかかり → 左わき腹の鈍痛として感じる

  • 便やガスの通過が悪くなり → お腹の張り(腹部膨満感)が出る

という症状を引き起こしています

関連ページ

大腸がんについて専門医の院長によるより詳しい説明はこちら

 

治療

進行がんが疑われた時点で、高次医療機関へ速やかに紹介しました。

  • 追加の画像検査などで病期(ステージ)を評価

  • 手術を実施

  • 結果:ステージ2で、根治切除となりました

 

大腸がんを疑う“要注意サイン”と受診の目安

以下に当てはまる方は、早めに消化器内科でご相談ください。

早めの受診をおすすめ(目安:1〜2週間以内)
  • 腹痛・張りが 2週間以上続く

  • 便秘/下痢など便通が 以前と変わった

  • 便が細い、残便感がある

  • 血便(赤い/黒っぽい/粘液が混じる)

  • 原因不明の体重減少

  • 健診で貧血を指摘された

すぐ受診(夜間・救急も検討)
  • 強い腹痛+嘔吐

  • 便もガスも出ない

  • お腹がパンパンに張って苦しい

ほかの診療科を考えることがあるケース

泌尿器科

血尿、背中〜脇腹にかけての強い痛み、排尿時症状がある場合

整形外科

体を動かしたときに痛みが強くなる、押すと痛い、姿勢で変わる場合

皮膚科

発疹やピリピリした痛みがあり、帯状疱疹が疑われる場合

ただし、何科か迷うときは、まず消化器内科で腹部症状の評価を受けるのが現実的です。

必要に応じて、ほかの診療科につなぐこともできます。

院長からのコメント

左わき腹の痛みは、便秘や疲れでも起こるため「そのうち治る」と思いがちです。

しかし、今回のように我慢できる鈍痛が長引く場合、背景に腸の通過障害が隠れていることがあります。

大腸がんは、見つかった時点で治療の選択肢が大きく変わります。

「痛みが続く」「張りが取れない」「便通が変わった」——この3点がある方は、ぜひ早めにご相談ください。

 

💡当院は池袋駅から徒歩5分程度でアクセス可能です。同様の症状でお悩みの方はぜひご相談ください。

お電話での予約・お問い合わせ:03-5953-5903

※ご予約がない方でも受付時間内に受診して頂ければ診察可能です。

よくある質問(FAQ)

Q1. 左わき腹の鈍痛だけでも大腸がんはありますか?

A. 可能性はゼロではありません。長引く場合は、消化器内科で評価するのが安全です。

Q2. お腹の張りがありますが、便秘のせいだと思うので様子見でいい?

A. 多くは生活習慣や便秘ですが、通過障害があることで便秘と張りが続きます。長引く張りは相談をおすすめします。

Q3. 血便がないなら大腸がんは否定できますか?

A. 否定できません。出血が目立たないケースもあります。

Q4. 30代でも大腸カメラは必要ですか?

A. 症状が続く方は年齢より“症状の持続”が重要です。必要性を診察で判断します。

Q5. 便秘が続くだけで検査は大げさでしょうか?

A. 便秘単独でも、期間が長い・悪化する・便が細い等があれば検査を検討します。

Q6. 大腸カメラはつらいですか?

A.当院では 鎮静剤や挿入法の工夫・カメラのサイズの選択で無痛で受けられる体制を整えております

Q7. 「便が細い」は本当に危険ですか?

A. 一時的なら問題ないこともありますが、続く場合は腸が狭くなっている可能性もあるため注意します。

Q8. 大腸がんは手術で治りますか?

A. ステージや状態によりますが、発見が早く進行度が低い場合は治ります。

Q9. 受診前に市販薬で様子見してもいい?

A. 数日ならOKですが、2週間以上続くなら受診がおすすめです。

Q10. 何科に行けばいいかわかりません。

A. 腹痛・張り・便通異常がある場合は、まず消化器内科が適しています。

まとめ

  • 左わき腹の鈍痛+お腹の張りが長引くときは、便秘だけでなく腸の通過障害も鑑別が必要

  • 大腸カメラは、原因を最短で特定できることが多い検査

  • “我慢できる痛み”でも、2週間以上続く・悪化するなら早めに相談

  • 進行がんでも、今回のようにステージ2で手術により根治できることがあります

池袋で左わき腹の痛みやお腹の張りが続く方は池袋上田胃腸クリニックへご相談ください

左わき腹の鈍い痛みやお腹の張りは、便秘や腸の動きの乱れで起こることもあれば、今回の症例のように大腸の通り道が狭くなる病気が背景にあることもあります。

「我慢できる程度だから大丈夫」と思っていても、長引く症状の裏に治療が必要な病気が隠れていることは少なくありません。

池袋上田胃腸クリニックでは、腹痛、お腹の張り、便秘、血便、体重減少などの症状に対して、診察のうえ必要に応じて大腸カメラを含めた検査をご提案しています。

池袋駅から徒歩5分の場所にあり、WEB予約・電話予約の両方に対応しています。

  • 左わき腹の痛みが続いている
  • お腹の張りがなかなか改善しない
  • 便通の変化も気になる
  • 大腸の病気が心配

このような方は、お早めにご相談ください。

👉 WEB予約はこちらから

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※ご予約がない方でも受付時間内に受診して頂ければ診察可能です。

関連ページ

腹痛やお腹の張りをきっかけに見つかる大腸がんについては、以下のページでも詳しくご案内しています。

大腸カメラ(内視鏡について)はこちらからご確認頂けます

参考文献

【1】大腸癌研究会(編)『大腸癌治療ガイドライン(医師用)』最新改訂版
【2】National Comprehensive Cancer Network(NCCN)Clinical Practice Guidelines in Oncology: Colon Cancer(最新版)
【3】American Society of Clinical Oncology(ASCO)Guideline:Stage II Colon Cancerの術後補助療法に関する推奨(最新版)

医師紹介

東海林英典(しょうじ ひでのり)院長

📍経歴

国立東北大学医学部卒業後、消化器内科・内視鏡内科の道を歩み始め、日本屈指の胃腸・内視鏡専門病院の平塚胃腸病院にて消化器・胃腸疾患と内視鏡検査・治療に従事。

胃腸疾患の外来診療を行いながら、年間3000件弱の内視鏡検査、および在院中は早期がんの治療も含めのべ数千件の内視鏡手術を施行。

令和6年10月より上田胃腸クリニックの院長に就任。

内視鏡検査だけでなく、胃痛・腹痛・胸やけや便秘などの胃腸症状専門外来や、がんの予防・早期発見に力を入れ、診療を行っている。

  • 日本内科学会認定医
  • 日本消化器病学会専門医

🩺 診療にあたっての想い

「症状がつらい、病気が怖い…」そんな患者さんの気持ちに寄り添い、ご不安がある方でも、「ここを受診してよかった」と思っていただけるような診療を大切にしています。胃や腸のことで不安がある方は、池袋上田胃腸クリニックまでお気軽にご相談ください。

アクセス

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文責:東海林英典院長・神谷雄介理事長(消化器内科・内視鏡専門医)

 

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