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【要注意】食欲がわかず食べてもすぐに満腹になってしまう|20代女性に見つかったスキルス胃がん

[2024.11.24]

食欲がない・すぐお腹いっぱいになる…その症状、要注意です

「最近あまり食べられない」「すぐにお腹がいっぱいになってしまう」

そんな症状が続いている場合、ただの食べ過ぎやストレスと見過ごしてしまうこともあるかもしれません。

しかし今回ご紹介するのは、20代の女性にスキルス胃がんが見つかった実際の治療例です。

若いからこそ油断しやすいこの疾患について、ぜひ知っておいていただきたい内容です。

 

▶当院ではWEB予約・電話予約を受け付けています。同様の症状でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。

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※ご予約がない方でも受付時間内に受診して頂ければ診察可能です。

 

 

症例|20代女性「食欲がわかず食べてもすぐに満腹になってしまう」

【症状】1か月前からの食欲不振と早期満腹感

患者さんは20代の女性。

1か月ほど前から食欲がなく、食べてもすぐにお腹がいっぱいになってしまい、思うように食事がとれないとのことで来院されました。

最近では胃の痛みも出てきたとのことで、診察ではみぞおちを押すと痛みがある状態でした。

【診察】胃や膵臓など、上腹部臓器の病気の可能性を考慮

腹部エコーや胃カメラ(内視鏡)などの検査はここ数年受けていないとのことで、

胃や膵臓など上腹部臓器に異常がないか、検査を行うことにしました。

【検査】胃壁の異常と腫瘍を確認

腹部エコー

・膵臓や胆のうに異常なし

胃の壁に不整な肥厚(分厚くなっている部分)が確認され、胃がんの可能性を疑いました。

胃がんのエコー画像|池袋上田胃腸クリニック

実際の腹部エコーの画像です

胃カメラ

・胃内に広がる腫瘍を確認。

・生検(組織検査)を行いスキルス胃がんと診断されました。

無痛胃カメラ(内視鏡)で診断した胃がん|池袋上田胃腸クリニック

クリックで拡大

腫瘍は潰瘍を伴い、広い範囲にわたって進行しており、

胃の動きが妨げられていたため、食欲不振や早期満腹感といった症状が出ていたと考えられます。

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【治療・経過】手術可能な状態で、拠点病院で治療へ

スキルス胃がんは進行の早いがんですが、幸いにも遠隔転移や播種がなく手術が可能な段階で見つかりました。

すぐにがん拠点病院へ紹介し、根治的な治療を受けていただきました。

術後のリハビリも順調で、現在は食事も問題なく摂れるようになり、退院後は紹介先の病院で定期的に経過観察を続けておられます。

まとめ

若年者にも起こりうるスキルス胃がんに注意

胃がんは50歳以上のピロリ菌感染者に多いとされますが、

今回のようにピロリ菌が陰性の若い方にも発症するタイプがあり【1】、それがスキルス胃がんです。

このがんは胃の壁を這うように進行し、早期発見が難しいため【2】、見つかった時には進行していることも少なくありません。

  • 「最近食欲がない」

  • 「すぐお腹いっぱいになる」

  • 「胃が痛む、ムカムカする」

といった症状がある場合は、年齢に関係なく早めに検査を受けることが非常に大切です

【ご予約・ご相談はこちらから】

池袋上田胃腸クリニックでは、内視鏡専門医による丁寧な胃カメラ検査腹部エコー検査を行っております。

最短で当日中に検査・診断できる体制も整えています

気になる症状がある方は、どうぞお気軽にご相談ください。

お電話での予約・お問い合わせ:03-5953-5903

よくある質問(FAQ)

Q1. スキルス胃がんはなぜ若い人にも起こるのですか?

A1. 通常の胃がんはピロリ菌感染が原因となることが多いですが、スキルス胃がんは遺伝的要因や体質が関与することがあり、若年者・ピロリ菌陰性の方にも発症します【国立がん研究センター】。

Q2. 早期発見は可能ですか?

A2. スキルス胃がんは粘膜下で進行するため、胃カメラでも見つけにくいのが特徴です。ですが、高解像度の内視鏡による詳細な観察、生検を組み合わせることで発見できるように工夫をしています。

Q3. どんな症状があれば胃カメラを受けるべきですか?

A3. 「食欲がない」「すぐ満腹になる」「胃が痛む」「ムカムカする」といった症状が2週間以上続く場合は、年齢に関係なく胃カメラをおすすめします。

Q4. 若い人でも胃カメラは必要ですか?

A4. はい。スキルス胃がんは20〜30代でも発症することがあり、前述のように症状が2週間以上続く場合は年齢に関係なく胃カメラを受けることをおすすめします。

医師紹介

東海林英典(しょうじ ひでのり)院長

📍経歴

国立東北大学医学部卒業後、消化器内科・内視鏡内科の道を歩み始め、日本屈指の胃腸・内視鏡専門病院の平塚胃腸病院にて消化器・胃腸疾患と内視鏡検査・治療に従事。胃腸疾患の外来診療を行いながら、年間3000件弱の内視鏡検査、および在院中は早期がんの治療も含めのべ数千件の内視鏡手術を施行

令和6年10月より上田胃腸クリニックの院長に就任。

内視鏡検査だけでなく、胃痛・腹痛・胸やけや便秘などの胃腸症状専門外来や、がんの予防・早期発見に力を入れ、診療を行っている。

  • 日本内科学会認定医
  • 日本消化器病学会専門医

🩺 診療にあたっての想い

「症状がつらい、病気が怖い…」そんな患者さんの気持ちに寄り添い、ご不安がある方でも、「ここを受診してよかった」と思っていただけるような診療を大切にしています。胃や腸のことで不安がある方は、お気軽にご相談ください。

アクセス

1710014
東京都豊島区池袋2丁目66-10  

上田胃腸クリニック

JR 池袋駅 北口の地上出口より徒歩5分。

(北改札口を出たら左へ、突き当たり右側の階段20bから地上へ)

お電話での予約・お問い合わせ:03-5953-5903

参考文献

  1. 国立がん研究センター がん情報サービス「胃がん」

  2. Japanese Gastric Cancer Association. Japanese gastric cancer treatment guidelines 2021 (6th edition). Gastric Cancer. 2023.

  3. Crew KD, Neugut AI. Epidemiology of gastric cancer. World J Gastroenterol. 2006.

関連ページ

文責:東海林英典院長・神谷雄介理事長(消化器内科・内視鏡専門医)

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