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のどの違和感・異物感の原因は逆流性食道炎?胃カメラで診断し改善した50代男性の実例

[2026.05.11]

「食後になると、のどに何か詰まったような感じがする」

「耳鼻科では異常なしと言われたのに、のどの違和感が続いて不安」

このような症状でお困りではないでしょうか。

のどの違和感や異物感は、耳鼻科領域の病気だけでなく、胃酸や胃内容物の逆流によって起こることがあります。

特に、食後に症状が悪化する場合や、胸やけ・げっぷ・酸っぱいものが上がる感じを伴う場合は、逆流性食道炎や咽喉頭逆流が関係している可能性があります。

今回は、食後ののどの違和感・異物感が続き、耳鼻科で異常が見つからなかったものの、胃カメラで逆流性食道炎と診断され、治療により改善した50代男性の実例を専門医の院長が分かりやすくご紹介します。

のどの違和感・異物感でお困りの方がいらっしゃれば、このケースが受診のきっかけになれば幸いです。

💡本記事でお伝えしたいポイント

✅ 食後ののどの違和感・異物感は、逆流性食道炎が原因のことがあります。

✅ 耳鼻科で異常がなくても、食道や胃の病気が隠れている場合があります。

✅ 胸やけが目立たなくても、のどの症状として逆流が現れることがあります。

✅ 胃カメラでは、食道の炎症、食道カンジダ症、好酸球性食道炎、食道がんなどの確認もできます。

✅ 薬だけでなく、コーヒー・脂っこい食事・食後すぐ横になる習慣などの見直しも大切です。

 

のどの違和感・異物感が続く場合、耳鼻科だけでなく消化器内科での確認が必要になることがあります。

池袋上田胃腸クリニックでは、鎮静剤を使用した無痛胃カメラ検査にも対応しています。

食後にのどの違和感が出る、耳鼻科で異常なしと言われたが症状が続く、胸やけやげっぷもあるという方は、お気軽にご相談ください。

WEB予約はこちら 03-5953-5903

のどの違和感・異物感を起こす主な原因

のどの違和感や異物感は、「のどに問題がある」と思われやすい症状です。 しかし実際には、食道や胃の病気、胃酸の逆流、食道の動きの異常、自律神経の乱れなど、複数の原因が関係することがあります。

特に、症状が食後に強くなる場合は、胃の内容物や胃酸が食道側へ逆流している可能性を考えます。

のどの違和感・異物感で考える主な原因

  • 逆流性食道炎・咽喉頭逆流:胃酸や胃内容物が逆流し、のどの違和感、異物感、咳、痰、声がれなどを起こすことがあります。
  • 食道カンジダ症:食道にカンジダという真菌が増え、飲み込みにくさやのどの違和感を起こすことがあります。
  • 好酸球性食道炎:アレルギー体質と関連し、食べ物のつかえ感や飲み込みにくさを起こすことがあります。
  • 食道アカラシア:食道の動きが悪くなり、食事中のつかえ感や吐き戻しを起こすことがあります。
  • 食道がん:初期は無症状のこともありますが、進行すると飲み込みにくさやつかえ感の原因になります。
  • ストレス・自律神経の乱れ:検査で明らかな異常がなくても、のどのつまり感として自覚されることがあります。

今回の患者さんは、食後に症状が出ること、耳鼻科で明らかな異常が見つからなかったことから、消化器内科で胃カメラを行い、逆流性食道炎の診断につながりました。

▶のどの違和感・異物感が続く方は、関連する症状ページもご覧ください。

 

逆流性食道炎とは?のどの症状として出ることもある?

逆流性食道炎とは、胃酸や胃内容物が食道へ逆流し、食道の粘膜に炎症を起こす病気です。 一般的には、胸やけ、げっぷ、酸っぱいものが上がる感じなどがよく知られています。

一方で、逆流がのどの近くまで影響すると、のどの違和感、異物感、咳、痰がからむ感じ、声がれなどとして現れることもあります。 胃食道逆流症は、胃内容物の逆流によって不快な症状や合併症を起こす状態と定義されており、食道症状だけでなく食道外症状を伴うこともあります【1】【2】。

ただし、のどの症状があるからといって、すべてが逆流性食道炎とは限りません。 耳鼻科的な病気、アレルギー、食道の他の病気、ストレスなども鑑別しながら、必要に応じて胃カメラなどで確認することが大切です【3】。

▶逆流性食道炎の症状・原因・治療について詳しく知りたい方は、以下のページも参考にしてください。

 

症例|50代男性「食後ののどの違和感・異物感」

【症状】

数か月前から食後にのどの違和感や異物感があり、耳鼻科で喉頭ファイバー・アレルギー検査を受けましたが異常なし。

逆流性食道炎の可能性を指摘され、精密検査のため当院を受診されました。

【診察】

のどの症状は食後に起こるとのことで、やはり逆流性食道炎の可能性は高いと考え、胃カメラで状態を確認することとしました。

【胃カメラ】

胃と食道のつなぎ目部分に炎症を認め、逆流性食道炎の診断となりました。

食後ののどの違和感と異物感の原因となったGrade A逆流性食道炎の胃カメラ画像

【実際の画像】

画像胃と食道のつなぎ目に線状の炎症(黄色部分)を認め、GradeAの逆流性食道炎と診断しました。

▶関連ページ:

  • 胃カメラ|実際の検査の流れや鎮静剤・スコープ選択による無痛胃カメラの詳細がご確認いただけます

【治療】

逆流性食道炎の治療では、胃酸の分泌を抑える薬、胃の動きを整える薬、生活習慣の見直しを組み合わせて行います。 今回の患者さんにも、症状や内視鏡所見に合わせて薬を処方しました。

今回行った治療

  • 逆流性食道炎に対する制酸薬
  • 胃の動きを整える薬
  • コーヒー摂取量の見直し
  • カフェインレスへの切り替え
  • 食後すぐ横にならないなどの生活習慣指導

生活習慣を確認したところ、患者さんはブラックコーヒーを1日5杯以上飲まれていました。 カフェインや香辛料、脂っこい食事などは、胃酸分泌や逆流症状に影響することがあります。 そのため、薬による治療と並行して、コーヒーの量を減らす、カフェインレスに切り替えるなどの見直しを行いました。

治療後の経過

治療開始後、数日で症状の程度が軽くなり、2週間ほどでのどの違和感・異物感は消失しました。 食道の炎症についても一定期間の内服で改善が期待できるため、症状と経過を確認しながら治療を調整しました。

その後も生活習慣に注意していただき、症状のぶり返しはなく、安定した状態が続いています。

 

のどの違和感・異物感で受診した方がよい目安

のどの違和感は一時的な体調不良やストレスで起こることもあります。 しかし、次のような症状がある場合は、耳鼻科だけでなく消化器内科での確認もおすすめします。

  • のどの違和感や異物感が2週間以上続く
  • 食後に症状が悪化する
  • 胸やけ、げっぷ、酸っぱいものが上がる感じがある
  • 耳鼻科で異常なしと言われたが症状が続く
  • 市販薬や胃薬を使っても改善しない
  • 食べ物がつかえる、飲み込みにくい
  • 体重減少や食欲低下がある
  • 声がれ、咳、痰が長引いている
  • 胸の痛みや強い胃痛を伴う
  • 症状を繰り返して不安が強い

早めの確認をおすすめする症状

のどの違和感が長引く場合、「様子を見てよい症状」なのか、「検査で確認した方がよい症状」なのかを判断することが大切です。 特に、食後に悪化する、胸やけやげっぷを伴う、飲み込みにくさがある、体重が減っている場合は、胃カメラで食道や胃の状態を確認することがあります。

院長コメント

逆流性食道炎は、胸やけだけでなく、今回のようにのどの違和感・異物感として現れることがあります。

「耳鼻科で異常がないのに、のどの不調が続く」という方では、食道や胃の状態を確認することで原因が見つかることがあります。

また、逆流性食道炎は、薬を飲むだけでなく、症状を悪化させている生活習慣を見直すことが再発予防につながります。

今回の患者さんも、胃カメラで状態を確認し、薬と生活習慣の改善を組み合わせることで症状が改善しました。

 

池袋上田胃腸クリニックでは、のどの違和感、異物感、胸やけ、げっぷ、食後の不快感などの診療を行っています。

胃カメラが不安な方にも、鎮静剤を使用した苦痛のない検査をご提案できます。 症状が続いて不安な方は、お気軽にご相談ください。

📞 お電話でのお問い合わせ:03-5953-5903

※受診時間や当日の状況によっては翌日以降の検査となる場合もあります

当院の胃カメラの特徴
  • ご自身に合わせた鎮静剤やスコープ調整で苦しくない内視鏡検査

  • オリンパス製最新システム+高解像度スコープで小さな病変も早期発見

  • 土日対応、事前診察は原則不要

 

よくある質問

Q. のどの違和感や異物感は逆流性食道炎が原因ですか?

A. はい、原因になることがあります。逆流性食道炎は胸やけだけでなく、のどの違和感、異物感、咳、痰がからむ感じ、声がれなどとして出ることがあります。特に食後に悪化する場合は、胃酸や胃内容物の逆流が関係している可能性があります。

 

Q. 耳鼻科で異常なしと言われても消化器内科を受診した方がいいですか?

A. のどの症状が続く場合は、消化器内科での確認もおすすめです。耳鼻科で喉頭や鼻、アレルギーなどに異常がない場合でも、胃酸の逆流や食道の炎症が原因になっていることがあります。

 

Q. 胸やけがなくても逆流性食道炎のことはありますか?

A. あります。逆流性食道炎では胸やけが代表的な症状ですが、胸やけが目立たず、のどの違和感、咳、痰、声がれ、胸のつかえ感などが主な症状になることもあります。

 

Q. のどの違和感がある場合、胃カメラは必要ですか?

A. 症状が長引く場合、食後に悪化する場合、胸やけやげっぷを伴う場合、薬を飲んでも改善しない場合は、胃カメラで食道や胃の状態を確認することがあります。逆流性食道炎だけでなく、食道カンジダ症、好酸球性食道炎、食道がんなどの確認にも役立ちます。

 

Q. 逆流性食道炎によるのどの症状はどのくらいで改善しますか?

A. 軽症であれば、適切な薬と生活習慣の見直しにより数日から数週間で改善することがあります。ただし、症状の原因や炎症の程度によって経過は異なります。自己判断で中断せず、医師の指示に沿って治療することが大切です。

 

Q. コーヒーは逆流性食道炎を悪化させますか?

A. コーヒーやカフェインは、人によって胃酸分泌や逆流症状に影響することがあります。特に1日に何杯も飲む方、空腹時に飲む方、食後や夜に飲む方は、症状との関係を確認しながら量を調整することが大切です。

 

Q. 市販薬で様子を見てもよいですか?

A. 一時的な軽い症状であれば市販薬で改善することもあります。ただし、症状が続く、繰り返す、飲み込みにくい、体重が減る、血が混じる、胸痛がある場合は、自己判断せず医療機関で相談してください。

 

Q. のどの違和感とストレスは関係ありますか?

A. ストレスや自律神経の乱れがのどのつまり感に関係することはあります。ただし、逆流性食道炎、食道の炎症、食道の動きの異常などが隠れていることもあるため、症状が続く場合は検査で確認することが大切です。

 

Q. 食後だけのどの違和感が出るのは逆流が原因ですか?

A. 食後に症状が出る場合、胃の内容物や胃酸の逆流が関係している可能性があります。特に食後すぐ横になる、早食い、脂っこい食事、コーヒーやアルコール摂取が多い場合は、逆流症状が出やすくなることがあります。

 

Q. 池袋でのどの違和感や逆流性食道炎を相談できますか?

A. 池袋上田胃腸クリニックでは、のどの違和感、異物感、胸やけ、げっぷ、食後の不快感など、逆流性食道炎が疑われる症状の診療を行っています。必要に応じて胃カメラで食道や胃の状態を確認し、薬物治療と生活習慣の見直しを組み合わせて治療します。

 

まとめ

食後ののどの違和感・異物感は、耳鼻科の病気だけでなく、逆流性食道炎が原因となることがあります。 特に、耳鼻科で異常なしと言われても症状が続く場合や、食後に症状が悪化する場合は、食道や胃の状態を確認することが大切です。

 ✔ のどの違和感・異物感は逆流性食道炎のサインのことがあります。

 ✔ 胸やけがなくても、のど症状として逆流が現れることがあります。

 ✔ 耳鼻科で異常がない場合でも、胃カメラで原因がわかることがあります。

 ✔ 治療は薬だけでなく、コーヒーや食後の過ごし方など生活習慣の見直しも重要です。

 ✔ 症状が続く場合は、自己判断せず消化器内科で相談しましょう。

のどの違和感・異物感が続く方へ

「耳鼻科では異常なしと言われたけれど、のどの違和感が続く」
「食後になると、のどに何か詰まったような感じがする」
このような症状がある方は、逆流性食道炎など食道・胃の病気が関係している可能性があります。

池袋上田胃腸クリニックでは、症状に応じて診察・胃カメラ・生活習慣指導まで行っています。 胃カメラが不安な方にも、鎮静剤を使用した検査をご相談いただけます。

👉 WEB予約はこちらから

📞 お電話でのお問い合わせ:03-5953-5903

医師紹介

東海林英典(しょうじ ひでのり)院長

📍経歴

国立東北大学医学部卒業後、消化器内科・内視鏡内科の道を歩み始め、日本屈指の胃腸・内視鏡専門病院の平塚胃腸病院にて消化器・胃腸疾患と内視鏡検査・治療に従事。

胃腸疾患の外来診療を行いながら、年間3000件弱の内視鏡検査、および在院中は早期がんの治療も含めのべ数千件の内視鏡手術を施行。

令和6年10月より上田胃腸クリニックの院長に就任。

内視鏡検査だけでなく、胃痛・腹痛・胸やけや便秘などの胃腸症状専門外来や、がんの予防・早期発見に力を入れている。

  • 日本内科学会認定医
  • 日本消化器病学会専門医

🩺 診療にあたっての想い

「症状がつらい、病気が怖い…」そんな患者さんの気持ちに寄り添い、ご不安がある方でも、「ここを受診してよかった」と思っていただけるような診療を大切にしています。胃や腸のことで不安がある方は、お気軽にご相談ください。

アクセス

1710014
東京都豊島区池袋2丁目66-10  

上田胃腸クリニック

JR 池袋駅 北口の地上出口より徒歩5分。

(北改札口を出たら左へ、突き当たり右側の階段20bから地上へ)

お電話での予約・お問い合わせ:03-5953-5903

WEB予約は【こちら

文責:東海林英典院長・神谷雄介理事長(消化器内科・内視鏡専門医)

関連ページ

参考文献

  1. Vakil N, van Zanten SV, Kahrilas P, Dent J, Jones R. The Montreal definition and classification of gastroesophageal reflux disease: a global evidence-based consensus. Am J Gastroenterol. 2006;101(8):1900-1920.
  2. Iwakiri K, Fujiwara Y, Manabe N, et al. Evidence-based clinical practice guidelines for gastroesophageal reflux disease 2021. J Gastroenterol. 2022;57(4):267-285.
  3. Katz PO, Dunbar KB, Schnoll-Sussman FH, et al. ACG Clinical Guideline for the Diagnosis and Management of Gastroesophageal Reflux Disease. Am J Gastroenterol. 2022;117(1):27-56.
  4. Chen JW, Vela MF, Peterson KA, et al. AGA Clinical Practice Update on the Diagnosis and Management of Extraesophageal Gastroesophageal Reflux Disease: Expert Review. Clin Gastroenterol Hepatol. 2023.

 

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