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実際の治療例 【区の検便検査(便潜血)陽性で受診された2名】

[2025.08.07]

区で実施されている大腸がん検診(便潜血検査)で「陽性」と判定された方の中には、「痔かも?」と軽く考える方も多いかもしれません。

しかし、実際にはがんが見つかるケースもあります。

今回は当院を受診された2名の便潜血陽性の患者さんの治療経過を通して、大腸内視鏡検査(大腸カメラ)の重要性についてご紹介します。

 

2名ともそれぞれ自覚症状はありませんでしたが、便潜血検査陽性の方には大腸がんのリスクがあることをご説明し、大腸内視鏡検査を受けていただくことにしました。

検査結果は大きく異なるものでした。それぞれ見ていきましょう

 

【症例①】50代男性:便潜血陽性→痔核が原因

【大腸内視鏡】

大腸内視鏡検査ではガンやポリープなどは認めませんでしたが、

内痔核(直腸の出口にある静脈叢がうっ血して浮腫んだ状態)を認め、便潜血反応陽性の原因と診断しました。

写真の黄色で囲まれた青黒い部分が内痔核です。 いきんだり、硬い便でこすれたりすると出血し下血したり、便に血が付着して便潜血検査の陽性反応が出ることがあります。

【治療】

内痔核は悪化すると下血したり肛門から突出して痛みや違和感の原因となりますが、自覚症状はなく軽症だったため、

  • 排便時にいきまない
  • 長時間の座位を避ける

などの生活習慣指導を行い、経過観察としました。

 

【症例②】60代女性:便潜血陽性→直腸がんを発見

【大腸内視鏡】

大腸内視鏡で直腸に隆起性の病変を認め、病理検査の結果「直腸がん」と診断されました。

黄色で囲まれた隆起がガンです。

【治療】

進行がんの可能性が高く、内視鏡治療の適応外であったため外科手術を実施。幸い、進行度は「ステージI」で転移もなく、手術によって根治が可能でした。

✅ 関連ページ:

⚠️ たとえ痔がある方でも、原因が痔だけとは限らない。だから大腸カメラが重要です

区検診の検便検査(便潜血検査)は便中の血液の混入をチェックする検査なので、①の方のように単なる「痔」のこともありますが、実際に②方のようにガンが見つかるケースもあります。

検査陽性の方に大腸内視鏡を行ってみると3%程度の方に大腸がんが見つかるとのデータもあります。

ただ検査をしてみないことには、「ガン」なのか「それ以外の痔などの良性疾患」なのかは判別がつかず、

ガンだった場合には進行すると命にかかわることとなり、

また便潜血陽性反応後に大腸内視鏡を施行しなかった方は施行した方に比べ、直腸ガン・大腸ガンによる死亡率が2倍以上になったとの報告(※1)もあり、

便潜血陽性の方は自覚症状がなくてもやはり大腸内視鏡を受けることが大切だと考えます。

 

便潜血陽性について詳しく知りたい方へ

便潜血陽性は、痔だけでなく大腸ポリープや大腸がん、大腸炎などが原因になることがあります。

放置リスクや大腸カメラの必要性、池袋での受診の流れについては、こちらのページで詳しく解説しています。

健診で便潜血陽性と言われた方へ|池袋での受診と大腸カメラの流れ

 

【まとめ】✅ 陽性だったら、必ず精密検査を

▶ 当院では…

  • 専門医による苦痛の少ないオリジナルの低痛挿入法
  • お一人お一人に合わせた鎮静剤使用で楽に検査終了
  • 大腸に合わせたカメラの選択
  • 下剤(前処置薬)の工夫
  • 事前診察不要、土曜・日曜検査対応 

などの負担や苦痛を減らした楽に受けられる大腸内視鏡(大腸カメラ)を実施しています

便潜血陽性の方はお気軽にお問い合わせください。

お電話での予約・お問い合わせ:03-5953-5903

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医師紹介

東海林英典(しょうじ ひでのり)院長

📍経歴

国立東北大学医学部卒業後、消化器内科・内視鏡内科の道を歩み始め、日本屈指の胃腸・内視鏡専門病院の平塚胃腸病院にて消化器・胃腸疾患と内視鏡検査・治療に従事。胃腸疾患の外来診療を行いながら、年間3000件弱の内視鏡検査、および在院中は早期がんの治療も含めのべ数千件の内視鏡手術を施行

令和6年10月より上田胃腸クリニックの院長に就任。

内視鏡検査だけでなく、胃痛・腹痛・胸やけや便秘などの胃腸症状専門外来や、がんの予防・早期発見に力を入れ、診療を行っている。

  • 日本内科学会認定医
  • 日本消化器病学会専門医

🩺 診療にあたっての想い

「検査はつらい、怖い…」そんな患者さんの気持ちに寄り添い、“苦痛の少ない胃カメラ・大腸カメラ” を心がけています。

初めての方や検査に不安がある方でも、「ここで受けてよかった」と思っていただけるような診療を大切にしています。胃や腸のことで不安がある方は、お気軽にご相談ください。

受診してよかった」と思っていただけるような診療を大切にしています。胃や腸のことで不安がある方は、お気軽にご相談ください。

アクセス

1710014
東京都豊島区池袋2丁目66-10  

上田胃腸クリニック

JR 池袋駅 北口の地上出口より徒歩5分。

(北改札口を出たら左へ、突き当たり右側の階段20bから地上へ)

お電話での予約・お問い合わせ:03-5953-5903


※1 引用文献

Zorzi M et al. Gut 2022;71(3):561-567


🖊 文責:

文責:東海林英典院長・神谷雄介理事長(消化器内科・内視鏡専門医)

 

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