【便秘・腹部膨満・吐き気…実は大腸がんが隠れていた症例|早期受診が重要です】
「ただの便秘だと思っていたら、食事のたびに吐いてしまうように…」
そんな症状の裏に、大腸がんが隠れていることがあります。
今回の50代男性は、数か月続いた便秘とお腹の張りが悪化し、ついには食べ物を受けつけなくなりました。
単なる便秘ではなく、大腸がんによる腸閉塞が原因だったのです。
薬を飲んでもよくならない便秘や張り、吐き気が続くときは、早めに消化器内科での検査が大切です。
▶池袋上田胃腸クリニックではWEB予約・電話予約を受け付けています。
同様の症状でお悩みの方はぜひご相談ください。
※ご予約がない方でも受付時間内に受診して頂ければ診察可能です。
50代 男性 お腹が張って食べ物を食べると吐いてしまう。
【症状】
数か月前から便が出にくくお腹の張るようになり近所の内科で下剤をもらって様子を見ていました。
徐々に便秘・張りともひどくなり、数日前からは食べ物を食べると吐いてしまう状態でした。
通院中の内科では胃腸炎と言われ、整腸剤や吐き気止めを追加で処方されましたが、全く改善なく当院を受診されました。
【診察】
触診では腹部の張りが顕著で、腹痛も伴う状態でした。
胃腸炎のほかに腸閉塞や腹水など色々な状態が想定され、正しい診断を行うため腹部レントゲンと腹部エコーを行いました。
【検査】
腹部レントゲン
著名に拡張した腸管ガスを認め、ガスの状態から腸閉塞と診断しました

黒い部分が拡張した腸管ガスです。 矢印部分のようにガスの境界部分が水平になっている状態が腸閉塞の所見です。
腹部エコー
S状結腸に大腸壁の不整な肥厚を認め、大腸ガンを強く疑いました。

赤い線が肥厚した大腸壁で大腸ガンを強く疑う所見です。 黄色部分が腸管の内腔ですが、周りのガンから圧迫されピンホールのように狭まっており、この部分で腸閉塞が起こっています。
以上よりS状結腸がんとがん性腸閉塞を考えました。
【治療】
腸閉塞とS状結腸ガンの治療を行うため入院が必要となるため、高次医療機関の救急外来と連携し即日入院。
まずは腸閉塞に対しての治療を行い、その後にがんの状態を内視鏡やCTで正確に診断し、治療内容を決めていく方針となりました。
院長からのコメント
便秘や便が細くなった・吐き気といった症状を伴うお腹の張りは注意が必要で、今回のようにがんによる腸管の内腔の圧迫による症状の可能性があります。
もちろん胃腸炎のこともありますが、薬が効かない・症状が2週間以上続いているといった場合には検査して状態を見ることが大切です。
特にエコーやレントゲン・血液検査などは外来で簡便に出来てすぐに結果もわかるため、診断につながる情報を得られることも多く当院では積極的に行っております。
当院の診察・検査体制について
👉 当院では外来で 腹部エコー・血液検査 をすぐに行うことができ、その日のうちに診断につながるケースも多くあります。
👉 大腸カメラも鎮静剤を使った 苦しくない内視鏡 に対応しています。
症状に心当たりがある方は、ぜひ一度ご相談ください。
お電話での予約・お問い合わせ:03-5953-5903
※ご予約がない方でも受付時間内に受診して頂ければ診察可能です。
関連ページ
お腹の張りや便秘をきっかけに見つかる大腸がんについては、以下のページでも詳しくご紹介しています。
医師紹介
東海林英典(しょうじ ひでのり)院長
📍経歴
国立東北大学医学部卒業後、消化器内科・内視鏡内科の道を歩み始め、日本屈指の胃腸・内視鏡専門病院の平塚胃腸病院にて消化器・胃腸疾患と内視鏡検査・治療に従事。胃腸疾患の外来診療を行いながら、年間3000件弱の内視鏡検査、および在院中は早期がんの治療も含めのべ数千件の内視鏡手術を施行。
令和6年10月より上田胃腸クリニックの院長に就任。
内視鏡検査だけでなく、胃痛・腹痛・胸やけや便秘などの胃腸症状専門外来や、がんの予防・早期発見に力を入れ、診療を行っている。
- 日本内科学会認定医
- 日本消化器病学会専門医
🩺 診療にあたっての想い
「検査はつらい、怖い…」そんな患者さんの気持ちに寄り添い、“苦痛の少ない胃カメラ・大腸カメラ” を心がけています。
初めての方や検査に不安がある方でも、「ここで受けてよかった」と思っていただけるような診療を大切にしています。胃や腸のことで不安がある方は、お気軽にご相談ください。
アクセス
〒1710014
東京都豊島区池袋2丁目66-10
上田胃腸クリニック
JR 池袋駅 北口の地上出口より徒歩5分。
(北改札口を出たら左へ、突き当たり右側の階段20bから地上へ)
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文責:東海林英典院長・神谷雄介理事長(消化器内科・内視鏡専門医)
