実際の治療例 【3か月で5kg減…食欲不振の裏に潜んでいた胃がん】
「最近、食欲がなくて体重が減ってきた…」
仕事やストレスのせいだと思って放置してしまう方は少なくありません。
しかし、体重減少と食欲不振が数週間以上続く場合、胃がんなど重大な病気が隠れていることがあります。
今回は、3か月で5kg以上痩せてしまった50代女性の症例をご紹介します。
早期発見のためには、胃カメラによるチェックが欠かせません。
50代 女性 3か月で体重がかなり減った
【症状】
数か月前から食欲が低下。仕事の忙しさや疲れのせいだと思い様子を見ていたところ、改善はなく、3か月で5kg以上の体重減少があり来院されました。
【診察】
食欲不振と体重減少が同時に進行している場合、悪性腫瘍を含む重大な病気の可能性が高いため、血液検査と胃カメラを行いました。
【検査】
胃カメラを行うと胃内に巨大な潰瘍性の病変認めました。

実際の胃カメラの写真です。 周囲に周堤を伴う白苔(潰瘍)を認めました(矢印部分)
生検にてがん細胞を認め、胃がんと診断しました。

実際の顕微鏡検査の写真。高分化型の腺癌を認めました。
【治療】
胃がんにより食欲不振が生じ、それによって体重もどんどん減っている状態でした。
すでに進行がんの状態であり、がん拠点病院にご紹介させていただきました。
同院にてstageⅢの進行胃がんの診断で、手術+術後の抗がん剤治療実施。現在は再発なくお元気にされています。
【院長からのコメント】
2週間以上続く食欲不振や、ダイエットなどを行っていないにも関わらずに1か月で2kg以上減る場合には、
今回のような胃がんなど重大な疾患の可能性があり、医療機関を受診することが望ましいと考えます。
また、胃がんは早期であれば治癒率は96%(Stage I)と高く、胃カメラによる定期検診も有効です。
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胃がんQ&A
Q:胃がんは治りますか?
A:早期であれば治すことができます。
国立がん研究センターでの胃がん治療後の5年生存率は
| Stage I | 96% |
| Stage Ⅱ | 69.6% |
| Stage Ⅲ | 42.3% |
| Stage Ⅳ | 6.2% |
となっており4)、I期の段階で治療すればほとんどの場合は治ると言えます。
逆に進行すればするほど治癒できる可能性がどんどん減るため、定期的な胃カメラを行い早期発見することが重要となります。
Q:胃がんの予防法はありますか?
A:あります。
前述のようにピロリ菌の除菌が一番の予防となります。
その他の危険因子としては、糖尿病5)、高塩分摂取1)や喫煙2、高ビタミンA摂取、低コレステロール血症などが分かっており、これらを是正することも予防につながります。
また、野菜や果物には、カロチノイドやビタミンCなどの発がんを抑制するといわれる成分が豊富に含まれており、WHO(世界保健機関)でも「野菜・果物をほぼ確実に胃がんのリスクを軽減するもの」とされ、日本の研究でも癌のリスクを減らしたとのデータがあります6)
野菜・果物を毎日1回は食べるように心がけましょう。
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医師紹介
東海林英典(しょうじ ひでのり)院長
📍経歴
国立東北大学医学部卒業後、消化器内科・内視鏡内科の道を歩み始め、日本屈指の胃腸・内視鏡専門病院の平塚胃腸病院にて消化器・胃腸疾患と内視鏡検査・治療に従事。胃腸疾患の外来診療を行いながら、年間3000件弱の内視鏡検査、および在院中は早期がんの治療も含めのべ数千件の内視鏡手術を施行。
令和6年10月より上田胃腸クリニックの院長に就任。
内視鏡検査だけでなく、胃痛・腹痛・胸やけや便秘などの胃腸症状専門外来や、がんの予防・早期発見に力を入れ、診療を行っている。
- 日本内科学会認定医
- 日本消化器病学会専門医
🩺 診療にあたっての想い
「症状がつらい、病気が怖い…」そんな患者さんの気持ちに寄り添い、ご不安がある方でも、「ここを受診してよかった」と思っていただけるような診療を大切にしています。胃や腸のことで不安がある方は、お気軽にご相談ください。
アクセス
〒1710014
東京都豊島区池袋2丁目66-10
上田胃腸クリニック
JR 池袋駅 北口の地上出口より徒歩5分。
(北改札口を出たら左へ、突き当たり右側の階段20bから地上へ)
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文責:東海林英典院長・神谷雄介理事長(消化器内科・内視鏡専門医)
