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冬になると胃腸炎が増える本当の理由とは?池袋の消化器専門医がわかりやすく解説

[2025.12.08]

「寒くなると、家族みんなで胃腸炎になってしまった…」

「冬だけ毎年お腹を壊しやすいのはどうして?」

池袋上田胃腸クリニックでも、11〜2月にかけて胃腸炎の受診が急増します。

特に冬場の胃腸炎は、感染の仕方や症状の出方に特徴があり、対処を誤ると長引いてしまうことも珍しくありません。

この記事では

  • 冬に胃腸炎が増える理由

  • よくみられる症状と気をつけたいサイン

  • 当院で行う検査の流れ

  • 悪化させない治療と過ごし方

を消化器専門医の視点で詳しくお伝えします。

 

冬の時期の胃腸炎でお困りの方がいらっしゃれば、このケースが受診のきっかけになれば幸いです。

▶池袋上田胃腸クリニックではWEB予約・電話予約を受け付けています。同様の症状でお悩みの方はぜひご相談ください。

WEB予約はこちら 03-5953-5903

※ご予約がない方でも受付時間内に受診して頂ければ診察可能です。

🔷感染性胃腸炎とは?(池袋版の説明)

ウイルスや細菌が消化管に入り、腸の働きが乱れることで嘔吐・下痢などが起きる病気です。

冬に多いのは

  • ノロウイルスなどの“冬型ウイルス”系

  • 冬にも一定数発生する 細菌性腸炎(特にカンピロバクター)

夏は細菌性が多いイメージがありますが、冬に細菌性腸炎がまとまって発生することがあるため注意が必要です。

🔷冬に胃腸炎が増える理由

① 乾燥+低温でウイルスが強くなる

冬は湿度が低く、ウイルスが空気中で壊れにくい環境です。

ノロウイルスは特に低温で生存期間が長くなるため、冬の感染力は非常に強力です。

② 暖房の効いた室内に集まりやすい

気温が下がると室内で過ごす時間が長くなり、

  • 会食

  • 家庭内

  • 職場

など、人との距離が近い空間が増えます。

これが飛沫・接触経路での感染拡大を後押しします。

③ 冬にも“細菌性腸炎”が起きる

特に カンピロバクター腸炎 は冬に目立つことが多く、

  • 焼き鳥

  • 鶏料理の加熱不足

  • 冬の鍋料理(鶏肉の生焼け)

など、忘年会・新年会シーズンの食事の傾向にも影響を受けます

④ 冬は体調を崩しやすく免疫が落ちる

寒さ、忙しさ、睡眠不足などで、腸の免疫機能が弱まりやすく、感染しやすい・治りにくい状態になりがちです。

🔷症状

冬場の胃腸炎でみられる主な症状は次の通りです。

  • 強い吐き気・嘔吐

  • 水のような下痢

  • 差し込むような腹痛

  • 発熱(細菌性では高くなることも)

  • 食欲低下

  • 血便(細菌性で起こることがある)

ノロウイルスは特に突然発症する嘔吐が特徴的です。

🔷鑑別が必要な病気

胃腸炎と思っていても、別の病気のことがあります。

  • 虫垂炎

  • 虚血性腸炎

  • 潰瘍性大腸炎
  • 大腸憩室炎

  • 腸閉塞

  • 胆のう炎

  • 膵炎

  • コロナ・インフルエンザ

  • 過敏性腸症候群(感染後)

池袋のように人が多い地域では、感染症とほかの病気が重なって起きるケースもあります。

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「急性胃腸炎」と言われたのに治らない…実は“虚血性腸炎”だった実例

🔷池袋上田胃腸クリニックで行う検査

症状の原因を正確に特定するため、以下の検査を組み合わせます。

●血液検査

炎症反応・脱水の有無を確認。

 腹部エコー

虫垂・胆のう・大腸の炎症などを一度に評価できます。

大腸カメラ(大腸内視鏡検査)

虚血性腸炎や潰瘍性大腸炎などとの鑑別が必要な際に行います。

 

🔷治療

治療はウイルス性か細菌性かで変わります。

● ウイルス性(ノロなど)

  • 水分補給(経口または点滴)

  • 整腸剤

  • 脱水予防

抗生物質は不要です。

● 細菌性(カンピロバクターなど)

  • 整腸剤

  • 点滴

  • 必要に応じて抗生物質 ※カンピロバクターは抗菌薬で改善が早まることがあります。

💡下痢止めは基本NG

腸に菌が残り悪化することがあるため、市販の止痢薬は避けましょう。

 

🔷実際の症例|30代男性「2日前から止まらない水下痢」

【症状】
  • 2日前から突然の水下痢
  • 市販の整腸剤や下痢止めを服用しても改善
  • 脱水も心配とのことで当院を受診
【診察】
  • 腹部は軽度の張り、腸の蠕動音増強
  • 問診で「4日前に忘年会で焼き鳥を食べた」との情報があり、食中毒型の感染性腸炎を疑い、エコー検査と血液検査施行
【検査・診断】
血液検査

・炎症反応の上昇

腹部エコー

右大腸中心に炎症像を認め、カンピロバクター腸炎と考えました

上行結腸のエコー画像です。黄色部分が腸管です。壁が肥厚し炎症を起こしており、部位と状態からカンピロバクター腸炎と考えます。

【治療】

①内服治療;整腸剤・漢方薬➡下痢・腹痛といった胃腸炎症状を和らげます。

②抗生剤➡カンピロバクター菌に対して使用します。

③食事指導➡水分摂取はOS1やポカリスエットなどの体に吸収されやすいもの、食事はおかゆなどの消化しやすいもの

【経過】

治療開始後3日目くらいから次第に和らぎ、5日後ににはほぼ改善。

 

🔷院長(池袋上田胃腸クリニック)からのメッセージ

冬の胃腸炎は、突然症状が出ることや、家族全員に広がってしまうことが多いため、早めの判断が大切です。

また、強い腹痛や血便を伴う場合は、胃腸炎ではなく別の病気が隠れていることもあります。

「ただの胃腸炎と思っていたら違う病気だった」というケースもあるため、気になる症状が続くときは無理をせず、ご相談ください。

 

💡当院は池袋駅から徒歩5分程度でアクセス可能です。お気軽にご相談ください。

👉 WEB予約はこちらから

📞 お電話でのお問い合わせ:03-5953-5903

※ご予約がない方でも受付時間内に受診して頂ければ診察可能です。

 

🔷よくある質問

Q1. 冬に胃腸炎が目立つのはなぜ?

A. 空気の乾燥と気温の低下によりウイルスが広がりやすく、人との距離が近くなるためです。

 

Q2. ノロと細菌性腸炎の違いは?

A. ノロは嘔吐が中心、細菌性は腹痛や血便が出やすいのが特徴です。

 

Q3. 冬にも細菌性腸炎はありますか?

A. はい。カンピロバクターはむしろ冬に増えやすいとされています。

 

Q4. どのタイミングで受診すべきですか?

A. 水分が取れない、発熱・血便がある、強い腹痛がある場合は早めに受診を。

 

Q5. どんな検査を行いますか?

A. 血液検査、腹部エコー、大腸カメラ(内視鏡検査)など、症状に応じて行います。

 

Q6. 下痢止めを飲んでもいいですか?

A. 細菌性が隠れている可能性があるため自己判断での服用は避けましょう。

 

Q7. 家族にうつりますか?

A. ノロウイルスは特に感染力が強く広がりやすいです。

 

Q8. 食事は何を食べればよい?

A. おかゆ・うどん・卵料理など、消化しやすいものをおすすめします。

 

Q9. 胃腸炎後に別の病気が残ることは?

A. 10〜30%程度の方が、感染後に過敏性腸症候群を発症するといわれています。

🔷まとめ

  • 冬はウイルス・細菌ともに胃腸炎が起こりやすい季節

  • 急な嘔吐はノロ、強い腹痛は細菌性の可能性

  • 正確な診断には血液検査・エコー・便PCRが有用

  • 下痢止めは基本的に避ける

  • 長引く症状は専門医に相談を

池袋駅近くの当院でも冬場は胃腸炎の患者さんが増えています。気になる症状が続くときは、お早めにご相談ください。

お電話での予約・お問い合わせ:03-5953-5903

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医師紹介

東海林英典(しょうじ ひでのり)院長

📍経歴

国立東北大学医学部卒業後、消化器内科・内視鏡内科の道を歩み始め、日本屈指の胃腸・内視鏡専門病院の平塚胃腸病院にて消化器・胃腸疾患と内視鏡検査・治療に従事。

胃腸疾患の外来診療を行いながら、年間3000件弱の内視鏡検査、および在院中は早期がんの治療も含めのべ数千件の内視鏡手術を施行。

令和6年10月より上田胃腸クリニックの院長に就任。

内視鏡検査だけでなく、胃痛・腹痛・胸やけや便秘などの胃腸症状専門外来や、がんの予防・早期発見に力を入れ、診療を行っている。

  • 日本内科学会認定医
  • 日本消化器病学会専門医

🩺 診療にあたっての想い

「症状がつらい、病気が怖い…」そんな患者さんの気持ちに寄り添い、ご不安がある方でも、「ここを受診してよかった」と思っていただけるような診療を大切にしています。胃や腸のことで不安がある方は、池袋上田胃腸クリニックまでお気軽にご相談ください。

アクセス

1710014
東京都豊島区池袋2丁目66-10  

上田胃腸クリニック(池袋駅 北口から徒歩5分)

  • JR「池袋」北改札 → 左へ → 20b出口から地上へ
  • 文化通りを直進、「スーパーホテル」「まいばすけっと」を左手に通過
  • その先の十字路を越え、左手4軒目が当院です(迷ったら 03-5953-5903

▶お電話での予約・お問い合わせ:03-5953-5903

▶WEB予約は【こちら

🔷参考文献

(巣鴨版と同じ。番号対応は維持)

  1. 厚生労働省 感染症発生動向調査

  2. Foodborne Pathogens and Disease

  3. Clinical Infectious Diseases

  4. Gastroenterology(PI-IBS)

文責:東海林英典院長・神谷雄介理事長(消化器内科・内視鏡専門医)

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