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【便潜血陽性=要精密検査】|30代で見つかった“扁平ポリープ”をその場で切除|大腸がん予防につながった実例

[2026.01.29]

「便潜血が陽性でした。30代でも大腸カメラって必要ですか?」

忙しい働き世代ほど、こうした不安を抱えたまま先延ばしにしてしまいがちです。

ただ、便潜血検査は大腸がん検診の基本で、陽性のときは精密検査(大腸内視鏡)を受ける必要があるとされています【1】。

しかも大腸がんは、早期ほど症状が出ないことが珍しくありません【1】。

今回は、会社健診の便潜血陽性をきっかけに来院された30代男性に、15mmの扁平なポリープ(鋸歯状腺腫/鋸歯状病変)が見つかり、その場で切除して将来の大腸がん予防につながった実例をご紹介します。

 

便潜血陽性の方がいらっしゃれば、このケースが受診のきっかけになれば幸いです。

▶池袋上田胃腸クリニックではWEB予約・電話予約を受け付けています。同様の症状でお悩みの方はぜひご相談ください。

WEB予約はこちら 03-5953-5903

※ご予約がない方でも受付時間内に受診して頂ければ診察可能です。

 

実際の治療例|30代男性「便潜血検査で陽性反応が出た」

症状
  • 会社の健診で便潜血検査陽性

  • 自覚症状はほぼなし(腹痛・体重減少・貧血症状など目立たず)

  • 「若いし痔かも…」と思いながらも不安で受診

 

診察

便潜血陽性の原因は、大腸がんだけではありません。たとえば…

  • 大腸ポリープ(腺腫/鋸歯状病変など)

  • 痔(いぼ痔・切れ痔)

  • 大腸炎(感染性、虚血性、炎症性腸疾患など)

  • 憩室出血

  • まれに上部消化管など別の出血 など

重要なのは、「痔があるから大丈夫」と自己判断できない点です。

痔があっても、別の原因(ポリープやがん)が同時に隠れていることがあるため、精密検査が推奨されています【1】

今回もご本人にその旨をご説明し、精密検査として大腸カメラ(大腸内視鏡)検査を行いました。

 

●便潜血の再検査ではダメなの?

大腸がんがあった場合でも、毎日同じように出血しているとは限りません。そのため、1回だけ陽性でも内視鏡検査が推奨されます【1】【2】。

再検査(便潜血をやり直す)では代わりにならない、と便潜血検査のガイドラインでも明確に説明されています【1】。

 

実際の大腸カメラ画像

便潜血陽性|無痛大腸カメラで扁平ポリープ切除|池袋上田胃腸クリニック

大腸カメラでNBIモードで観察すると、15mm大の扁平ポリープ(鋸歯状腺腫)を認め、その場で切除しました。

病理結果は良性。比較的大きな病変でしたが、がん化する前に切除でき、将来的な大腸がん予防につながりました。

 

切除後のフォロー(池袋上田胃腸クリニックの方針)

当院では、扁平病変の性質(多発しやすく発達が早い)や安全面も踏まえ、10mm以上の鋸歯状病変は切除後1年で再検(再発・見落としチェック)をおすすめしています。

以後は所見に応じて間隔を調整します。

 

今回のポリープ=鋸歯状腺腫(鋸歯状病変)とは

大腸ポリープにはいくつか種類がありますが、今回のように盛り上がりが少ない“扁平タイプ”は、まとめて鋸歯状病変(serrated lesion)と呼ばれます。

この鋸歯状病変が多数できやすい体質を、鋸歯状ポリープ症候群(SPS:Serrated Polyposis Syndrome)といいます。

いわゆる「ポリープができやすいタイプ」の一つで、複数個が見つかる方ではSPSの可能性も意識します。

発症の背景ははっきり一つに決まるわけではなく、遺伝的な素因(体質)に、年齢・食習慣などの生活環境要因が重なって起こると考えられています。

SPSは報告によって差はありますが、およそ1,000〜1,700人に1人程度とされ、さらに大腸がんを合併するリスクが高い(約25〜54%)ことが知られています。

そのため、SPSが疑われる場合は、定期的な大腸カメラで丁寧に観察し、がん化の前段階でポリープを適切に切除していくことがとても重要です。

当院の大腸カメラの特徴
  • 鎮静剤や独自の低痛挿入法による苦しくない無痛内視鏡検査

  • 高解像度スコープで小さな病変も発見

  • 土日対応、事前診察は原則不要

  • 池袋駅徒歩5分でアクセス良好

📞 お電話でのお問い合わせ:03-5953-5903

※ご予約がない方でも受付時間内に受診して頂ければ診察可能です。

 

院長からのコメント

便潜血陽性は「がん確定」ではありません。ですが、陽性の裏に“将来がん化しうるポリープ”が隠れていることがあるのも事実です。

忙しい30代こそ、健診で陽性が出た時点で一度きちんと確認しておくことで、将来の不安が減らせます。

 

便潜血陽性について詳しく知りたい方へ

便潜血陽性は、痔だけでなく大腸ポリープや大腸がん、大腸炎などが原因になることがあります。

放置リスクや大腸カメラの必要性、池袋での受診の流れについては、こちらのページで詳しく解説しています。

▶健診で便潜血陽性と言われた方へ|池袋での受診と大腸カメラの流れ

 

💡当院では最短当日に大腸カメラがお受け頂けますので、お気軽にお問い合わせください。

  • ▶ WEB予約/▶ 電話相談:03-5953-5903

  • 関連ページ:無痛大腸カメラ|実際の検査の流れや鎮静剤とオリジナル低痛挿入による無痛大腸カメラの詳細がご確認いただけます

※来院時間や当日の状況によっては翌日以降の検査となる場合もあります

 

よくある質問

Q1. 便潜血検査が陽性=大腸がん確定ですか?

A1. 確定ではありません。痔や炎症、ポリープなどでも陽性になります。ただし陽性なら精密検査(大腸内視鏡)が必要です【1】【3】。

 

Q2. 1回だけ陽性でも大腸カメラは必要ですか?

A2. 必要です。出血は毎日同じように起こるとは限らず、「たまたま」陰性になることもあるため、1回でも陽性なら精密検査が推奨されます【1】【2】。

 

Q3. 30代でも便潜血陽性なら精密検査を受けるべき?

A3. はい。若い方でもポリープや炎症性疾患が見つかることがあります。陽性のときは年齢にかかわらず精密検査が大切です【1】【3】。

 

Q4. 便潜血陽性の原因で多いのは何ですか?

A4. 大腸がんに加え、痔、ポリープ、大腸炎、憩室出血などが原因になり得ます。検査で原因を確認することが重要です【1】【3】。

 

Q5. 痔があるので陽性でも様子見でいいですか?

A5. 痔があっても、別の原因(ポリープや大腸がんなど)が同時に隠れていることがあります。自己判断せず精密検査をご検討ください【1】【3】。

 

Q6. 「鋸歯状腺腫(鋸歯状病変)」って何が問題なんですか?

A6. 形やタイプによってはがん化するため、サイズが大きい場合などは特に注意して切除・フォローします【6】。

 

Q7. 扁平なポリープは見つけにくいって本当?

A7. はい。盛り上がりが少ないため、タイプによっては発見が難しいことがあります。だからこそ精密検査では丁寧な観察が重要です(ポリープの性質として知られています)【6】。当院では扁平なポリープを見逃さないために様々な工夫をしております。

 

Q8. 大腸カメラでポリープが見つかったら、その場で取れますか?

A8. 多くは可能です。大きさ・形・部位によって方法が変わるため、検査中に安全性を判断し、必要なら日程を分けることもあります【1】。

 

Q9. 15mmの鋸歯状病変を切除した後、次の大腸カメラはいつ頃ですか?

A9. 当院では10mm以上の鋸歯状病変は、切除後の再発チェックのため1年後の再検査を勧めています。

 

Q10. 便潜血陽性を放置するとどうなりますか?

A10. 原因がポリープやがんだった場合、発見が遅れるリスクがあります。陽性のときに精密検査まで進むことが推奨されています【1】【3】。

まとめ

  • 便潜血陽性は「がん確定」ではないが、精密検査(大腸カメラ)が必要【1】

  • 1回だけ陽性でも内視鏡が推奨(再検は代わりにならない)【1】【2】

  • 30代でもポリープが見つかることはあり、切除できれば将来の予防につながる

 

💡当院は池袋駅から徒歩5分程度でアクセス可能です。お気軽にご相談ください。

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※ご予約がない方でも受付時間内に受診して頂ければ診察可能です。

関連ページ

・大腸カメラ|実際の検査の流れや鎮静剤とオリジナル低痛挿入による無痛大腸カメラの詳細がご確認いただけます

・大腸カメラはどんな人が受けるべき?症状は?

・健診で便潜血陽性と言われた方へ|池袋での受診と大腸カメラの流れ

参考文献

【1】国立がん研究センター がん情報サービス「大腸がん検診について(便潜血陽性時は精密検査)」
【2】日本消化器内視鏡学会 市民向けFAQ「便潜血検査で1回だけ陽性の場合」
【3】国立がん研究センター がん情報サービス(医療者向け)「大腸がん検診(便潜血検査の推奨)」
【4】US Multi-Society Task Force on Colorectal Cancer. Follow-up after colonoscopy and polypectomy (2020).
【5】ESGE Guideline. Post-polypectomy colonoscopy surveillance (2020).
【6】日本消化器内視鏡学会関連資料:大腸がん検診・大腸内視鏡検査 Q&A(便潜血陽性は精密検査推奨)

医師紹介

東海林英典(しょうじ ひでのり)院長

📍経歴

国立東北大学医学部卒業後、消化器内科・内視鏡内科の道を歩み始め、日本屈指の胃腸・内視鏡専門病院の平塚胃腸病院にて消化器・胃腸疾患と内視鏡検査・治療に従事。

胃腸疾患の外来診療を行いながら、年間3000件弱の内視鏡検査、および在院中は早期がんの治療も含めのべ数千件の内視鏡手術を施行。

令和6年10月より上田胃腸クリニックの院長に就任。

内視鏡検査だけでなく、胃痛・腹痛・胸やけや便秘などの胃腸症状専門外来や、がんの予防・早期発見に力を入れ、診療を行っている。

  • 日本内科学会認定医
  • 日本消化器病学会専門医

🩺 診療にあたっての想い

「検査はつらい、怖い…」そんな患者さんの気持ちに寄り添い、“苦痛の少ない内視鏡検査(無痛胃カメラ・無痛大腸カメラ)” を心がけています。

初めての方や検査に不安がある方でも、「ここで受けてよかった」と思っていただけるような診療を大切にしています。胃や腸のことで不安がある方は、池袋上田胃腸クリニックまでお気軽にご相談ください。

アクセス

〒1710014
東京都豊島区池袋2丁目66-10  

上田胃腸クリニック(池袋駅 北口から徒歩5分)

  • JR「池袋」北改札 → 左へ → 20b出口から地上へ
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文責:東海林英典院長・神谷雄介理事長(消化器内科・内視鏡専門医)

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