コラム【胃痛の原因は?器質性と機能性の違い・必要な検査と治療|症例紹介あり】
はじめに
「食後に胃が痛い」「夜になるとシクシク痛む」「検査では異常がないのに胃が不調」──
胃痛は多くの方が経験する症状ですが、その背景にはさまざまな原因が隠れています。
胃痛の原因は大きく分けて、器質性(臓器の異常) と 機能性(働きの異常) の2種類があります。
この記事ではそれぞれの特徴と、必要な検査・治療、さらに実際の症例もご紹介します。
器質性の原因(臓器の異常によるもの)
臓器自体に異常があるタイプです。放置すると重症化する可能性があります。
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胃潰瘍・十二指腸潰瘍
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胃がん
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逆流性食道炎
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胆石症や膵炎(胃痛と間違われやすい)
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感染性胃腸炎
▶ 症例紹介
50代男性、食後に強い胃痛。検査で 胃潰瘍 が見つかり、内服治療で改善しました。
→ 実際の症例はこちら|食後の胃痛で見つかった胃潰瘍
機能性の原因(働きの異常によるもの)
検査をしても明らかな異常が見つからないタイプです。
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機能性ディスペプシア(胃酸の分泌過多・粘膜の知覚過敏)
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ストレスや自律神経の乱れ
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胃酸分泌過多による不調
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薬の副作用(消炎鎮痛薬など)
▶ 症例紹介
20代男性、胃痛が強く食事がとれない。検査で異常はなく、機能性ディスペプシア と診断。
→ 機能性ディスペプシアの治療例はこちら
必要な検査
胃痛の原因を明らかにするには、症状に応じた検査が重要です。
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血液検査(炎症反応、貧血、ピロリ菌抗体など)
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腹部エコー(胆石・膵臓疾患をチェック)
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胃カメラ(上部消化管内視鏡):胃潰瘍・胃がん・逆流性食道炎を直接確認
治療
原因によって大きく異なります。
● 器質性の場合
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胃潰瘍 → 胃酸抑制薬+ピロリ菌除菌
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胃がん → 内視鏡切除や外科手術
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胆石症・膵炎 → 内視鏡治療・手術・入院管理 など
● 機能性の場合
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胃薬(酸分泌抑制薬・胃の動きを整える薬)
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食生活改善(脂っこいもの・アルコールを控える)
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ストレスマネジメント など
▶実際の胃痛の治療例一覧は【こちら】
受診の目安
次のような症状があるときは早めに受診してください。
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胃痛が1週間以上続く
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夜間や空腹時に強い痛み
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繰り返す吐き気・嘔吐
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血の混じった吐物や黒い便
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食欲低下や体重減少
まとめ
胃痛の原因は、
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器質性(臓器の異常) → 胃潰瘍・胃がん・逆流性食道炎など
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機能性(働きの異常) → 検査で異常がなくても症状が続く
の2種類に分けられます。
当院では 胃カメラ・腹部エコー・血液検査 を組み合わせて、胃痛の原因を詳しく調べています。
特に器質性の原因の場合は進行すると入院や手術・場合によっては命にかかわることもあるので、早期受診が大切です
症状でお悩みの方・ご不安な方はお気軽にご相談ください。
胃カメラ・エコー・診察のご予約はこちら🔽
お電話でのお問い合わせ:03-5953-5903
医師紹介
東海林英典(しょうじ ひでのり)院長
📍経歴
国立東北大学医学部卒業後、消化器内科・内視鏡内科の道を歩み始め、日本屈指の胃腸・内視鏡専門病院の平塚胃腸病院にて消化器・胃腸疾患と内視鏡検査・治療に従事。
胃腸疾患の外来診療を行いながら、年間3000件弱の内視鏡検査、および在院中は早期がんの治療も含めのべ数千件の内視鏡手術を施行。
令和6年10月より上田胃腸クリニックの院長に就任。
内視鏡検査だけでなく、胃痛・腹痛・胸やけや便秘などの胃腸症状専門外来や、がんの予防・早期発見に力を入れ、診療を行っている。
- 日本内科学会認定医
- 日本消化器病学会専門医
🩺 診療にあたっての想い
「症状がつらい、病気が怖い…」そんな患者さんの気持ちに寄り添い、ご不安がある方でも、「ここを受診してよかった」と思っていただけるような診療を大切にしています。胃や腸のことで不安がある方は、お気軽にご相談ください。
アクセス
〒1710014
東京都豊島区池袋2丁目66-10
上田胃腸クリニック
JR 池袋駅 北口の地上出口より徒歩5分。
(北改札口を出たら左へ、突き当たり右側の階段20bから地上へ)
お電話での予約・お問い合わせ:03-5953-5903
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文責:東海林英典院長・神谷雄介理事長(消化器内科・内視鏡専門医)
