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コラム【胃もたれの原因は?器質性と機能性の違い・必要な検査と治療|症例紹介あり】

[2025.08.28]

はじめに

「食後に胃が重い感じが続く」「少し食べただけで満腹になる」

こうした 胃もたれ は、多くの方が経験する症状です。

一時的で1-2日でよくなることもありますが、長引く場合や繰り返す場合には病気が隠れていることがあります。

胃もたれの原因は大きく 器質性(臓器の異常)機能性(働きの異常) に分けられます。

この記事ではその違いを解説し、実際の症例・検査・治療の流れをご紹介します。


器質性の原因(臓器の異常によるもの)

臓器に異常があることで胃もたれを起こす場合です。

  • 胃潰瘍・十二指腸潰瘍

  • 胃がん

  • 逆流性食道炎

  • 胆石症や膵炎など

  • 感染性胃腸炎

▶ 症例紹介

50代男性、数週間続く胃もたれ。胃カメラで進行 胃がん が見つかり、治療しました。
胃カメラで発見された胃がんの症例はこちら


機能性の原因(働きの異常によるもの)

検査をしても異常が見つからないタイプです。胃の動きに関連することが多いです。

  • 機能性ディスペプシア(胃の動きが悪い)

  • ストレスや胃や腸の動きをコントロールする自律神経の乱れ

  • 食生活(脂っこい食事、アルコール、暴飲暴食)

  • 薬の副作用(消炎鎮痛薬など)

▶ 症例紹介

20代女性、数年間続く食後の胃もたれ。検査で異常はなく、機能性ディスペプシア と診断。投薬と生活改善で症状が軽快しました。
機能性ディスペプシアの治療例はこちら


必要な検査

胃もたれの背景に病気が隠れていないか調べるために、以下の検査を行います。

  • 血液検査(貧血・炎症・ピロリ菌抗体など)

  • 腹部エコー(胆のう・膵臓のチェック)

  • 胃カメラ(上部消化管内視鏡):胃炎・胃潰瘍・胃がんの有無を確認

関連ページ
  • 胃カメラ|実際の検査の流れや鎮静剤・スコープ選択による無痛胃カメラの詳細がご確認いただけます
  • エコー検査|実際の流れや検査で分かる病気の詳細がご確認いただけます

治療

原因によって治療は異なります。

● 器質性の場合

  • 胃潰瘍 → 胃酸抑制薬+ピロリ菌除菌

  • 胃がん → 内視鏡治療や外科手術

  • 胆石症・膵炎 → 内視鏡治療・手術・入院治療

● 機能性の場合

  • 胃薬(酸分泌抑制薬・胃の動きを整える薬)

  • 整腸剤やサプリメントで補助

  • 食生活の改善(脂っこい食事を控える、少量をゆっくり食べる)

  • ストレス対策・生活習慣の調整


受診の目安

以下のような症状がある場合は、早めに受診してください。

  • 胃もたれが2週間以上続く

  • 吐き気や嘔吐を伴う

  • 黒い便(消化管出血の可能性)

  • 食欲低下・体重減少

  • 検査で異常なしと言われても症状が続く


まとめ

胃もたれの原因は、

  • 器質性(臓器の異常) … 胃潰瘍や胃がんなど、治療が必要な病気

  • 機能性(働きの異常) … 検査では異常なしでも症状が続くタイプ

の2つに分けられます。

当院では 胃カメラ・腹部エコー・血液検査 を組み合わせて詳しく調べ、症状に合わせた治療を行っています。

「ただの胃もたれ」と思っていても重大な病気が隠れていることがありますので、症状が続くときはご相談ください。

症状でお悩みの方・ご不安な方はお気軽にご相談ください。

胃カメラ・エコー・診察のご予約はこちら🔽

お電話でのお問い合わせ:03-5953-5903

よくある質問FAQ

Q1. 胃もたれが続くときは必ず胃の病気ですか?

A1. 胃炎や機能性ディスペプシアなど良性のものも多いですが、胃がんなど重大な病気が隠れていることもあります。

Q2. 検査では異常がないのに胃もたれが続くのはなぜ?

A2. 胃の動きの低下やストレス・自律神経の乱れが原因で起こる「機能性ディスペプシア」の可能性があります。

Q3. 胃カメラはつらくないですか?

A3. 当院では経鼻スコープや鎮静剤を用いた無痛胃カメラに対応しており、安心して検査を受けていただけます。

▶関連ページ胃カメラ|無痛胃カメラの詳細がご確認いただけます

Q4. 胃もたれが続いたらどのタイミングで受診すべき?

A4. 2週間以上続く場合、市販薬で改善しない場合、体重減少や黒色便を伴う場合は早めに受診してください。

Q5. 若い人でも胃がんはありますか?

A5. 頻度は少ないですが若年性胃がんもあります。年齢に関わらず、症状が続く場合は胃カメラが推奨されます。

症状が気になる方、がん家系の方はまずはご相談ください。

▶【WEB予約

▶📞 お電話でのお問い合わせ:03-5953-5903

医師紹介

東海林英典(しょうじ ひでのり)院長

📍経歴

国立東北大学医学部卒業後、消化器内科・内視鏡内科の道を歩み始め、日本屈指の胃腸・内視鏡専門病院の平塚胃腸病院にて消化器・胃腸疾患と内視鏡検査・治療に従事。胃腸疾患の外来診療を行いながら、年間3000件弱の内視鏡検査、および在院中は早期がんの治療も含めのべ数千件の内視鏡手術を施行

令和6年10月より上田胃腸クリニックの院長に就任。

内視鏡検査だけでなく、胃痛・腹痛・胸やけや便秘などの胃腸症状専門外来や、がんの予防・早期発見に力を入れ、診療を行っている。

  • 日本内科学会認定医
  • 日本消化器病学会専門医

🩺 診療にあたっての想い

「症状がつらい、病気が怖い…」そんな患者さんの気持ちに寄り添い、ご不安がある方でも、「ここを受診してよかった」と思っていただけるような診療を大切にしています。胃や腸のことで不安がある方は、お気軽にご相談ください。

アクセス

1710014
東京都豊島区池袋2丁目66-10  

上田胃腸クリニック

JR 池袋駅 北口の地上出口より徒歩5分。

(北改札口を出たら左へ、突き当たり右側の階段20bから地上へ)

お電話での予約・お問い合わせ:03-5953-5903

WEB予約は【こちら

文責:東海林英典院長・神谷雄介理事長(消化器内科・内視鏡専門医)

参考文献

  • 日本消化器病学会 編. 『機能性消化管疾患診療ガイドライン2021』南江堂

  • 日本胃癌学会 編. 『胃癌治療ガイドライン 2021年版(第6版)』金原出版

  • Tack J, et al. Functional dyspepsia. Gastroenterology. 2006;130(5):1466-1479.

  • Talley NJ, Ford AC. Functional Dyspepsia. N Engl J Med. 2015;373:1853-63.

  • 国立がん研究センター がん情報サービス. 「胃がん」https://ganjoho.jp

 

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