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「食べ物がつかえる…それは“食道がん”のサインかも|早期発見のために知っておきたい症状と検査」

[2025.10.15]

「食べ物がのどや胸につかえる感じがする」「水を飲んでも通りが悪い気がする」――

こうした症状が続く場合、単なる“のどの違和感”ではなく、食道がんのサインの可能性があります。

今回は、当院で「食べ物がつかえる感じ」で受診された方が、胃カメラ検査で食道進行がんと診断された実際の症例をご紹介します。

池袋上田胃腸クリニックではWEB予約・電話予約を受け付けています。同様の症状でお悩みの方はぜひご相談ください。

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※ご予約がない方でも受付時間内に受診して頂ければ診察可能です。

症例|50代男性「1か月前から食べ物が詰まる感じがする」

【症状】

1か月ほど前から、固形物を食べた際に胸のあたりで「詰まる」ような感覚を自覚していました。

水分では通るものの、次第に軟らかい食事でも違和感を感じるようになり、当院を受診されました。

 
【診察と検査】

症状からは食道通過障害が疑われたため、その日のうちに胃カメラ検査(上部消化管内視鏡)を行いました。

胃カメラでは、食道中部から下部にかけて潰瘍を伴う腫瘍性病変を確認。

スコープの通過も困難で、食道進行がんが強く疑われました。

■実際の胃カメラの画像■

黄色部分が食道がんになります。食道内腔をふさぐように発達しており、つかえ感の原因なっています。

【診断と治療方針】

病変部からの生検結果で、扁平上皮がん(食道がん)と診断。

当院から高次医療機関へ紹介し、放射線化学療法(CRT)による根治治療が行われました。

治療後は病変の縮小がみられ、現在も経過観察中です。

院長からのコメント

食べ物の「つかえ」や「のみ込みにくさ」は、食道がんの代表的な初期症状です。

しかし、初期の段階では痛みなどの重篤な症状がないため、「様子を見よう」と放置されるさらに進行してしまうケースが少なくありません。

胃カメラ検査(内視鏡)を行えば、粘膜の色調変化やわずかな隆起も確認でき、早期発見・早期治療が可能です。

特に40歳以降の方や喫煙飲酒習慣のある方は、定期的な胃カメラ検査をおすすめします。

当院の胃カメラの特徴

  • ご自身に合わせた鎮静剤やスコープ調整で苦しくない無痛内視鏡検査

  • 高解像度スコープで小さな病変も発見

  • 土日対応、事前診察は原則不要

  • 池袋駅徒歩5分でアクセス良好

お電話での予約・お問い合わせ:03-5953-5903

まとめ

  • 「食べ物がつかえる」「飲み込みにくい」は要注意サイン

  • 胃カメラでの早期発見が治療成績を左右する

  • 放置せず、早めの受診・検査が大切

池袋上田胃腸クリニックではWEB予約・電話予約を受け付けています。同様の症状でお悩みの方はぜひご相談ください。

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よくある質問(FAQ)

Q1. 食べ物がつかえるのは食道がん以外でも起こりますか?

A1. はい。逆流性食道炎や食道炎、良性狭窄、神経疾患などでも起こりますが、鑑別には胃カメラが不可欠です【文献1】。

Q2. 食道がんは早期なら治りますか?

A2. 早期であれば内視鏡治療(ESD)で根治できることも多く、5年生存率は80%以上と報告されています【文献2】。

Q3. 食道がんの原因は何ですか?

A3.飲酒・喫煙・熱い飲食物の摂取などが 主な原因になります【文献3】。また逆流性食道炎に伴うバレット食道も食道腺癌の原因となります。

Q4. 検査は痛いですか?

A4. 当院では鎮静剤を使用し、「眠っている間に終わる」苦痛の少ない胃カメラを行っています。

Q5. 治療後も定期検査は必要ですか?

A5. はい。治療後の再発チェックのため、年1回の胃カメラが推奨されます。

医師紹介

東海林英典(しょうじ ひでのり)院長

📍経歴

国立東北大学医学部卒業後、消化器内科・内視鏡内科の道を歩み始め、日本屈指の胃腸・内視鏡専門病院の平塚胃腸病院にて消化器・胃腸疾患と内視鏡検査・治療に従事。

胃腸疾患の外来診療を行いながら、年間3000件弱の内視鏡検査、および在院中は早期がんの治療も含めのべ数千件の内視鏡手術を施行。

令和6年10月より上田胃腸クリニックの院長に就任。

内視鏡検査だけでなく、胃痛・腹痛・胸やけや便秘などの胃腸症状専門外来や、がんの予防・早期発見に力を入れ、診療を行っている。

  • 日本内科学会認定医
  • 日本消化器病学会専門医

🩺 診療にあたっての想い

「症状がつらい、病気が怖い…」そんな患者さんの気持ちに寄り添い、ご不安がある方でも、「ここを受診してよかった」と思っていただけるような診療を大切にしています。胃や腸のことで不安がある方は、お気軽にご相談ください。

アクセス

1710014
東京都豊島区池袋2丁目66-10  

上田胃腸クリニック(池袋駅 北口から徒歩5分)

  • JR「池袋」北改札 → 左へ → 20b出口から地上へ
  • 文化通りを直進、「スーパーホテル」「まいばすけっと」を左手に通過
  • その先の十字路を越え、左手4軒目が当院です(迷ったら 03-5953-5903

▶お電話での予約・お問い合わせ:03-5953-5903

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関連ページ

参考文献

  1. 日本食道学会編『食道癌診療ガイドライン 2022年版』金原出版

  2. Kuwano H, et al. Ann Thorac Cardiovasc Surg 2016;22(1):1–9.

  3. Nagata N, et al. Gastroenterology 2021;160(3):817–826.

文責:東海林英典院長・神谷雄介理事長(消化器内科・内視鏡専門医)

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